50代の資産運用|今週のポートフォリオ公開と投資日記【2025/11/22版】

今週は、私のポートフォリオですが

  • 評価額:4,174,314円 → 4,012,798円(▲161,516円)
  • 含み損益:+649,754円 → +482,252円(▲167,502円)

と、資産全体がマイナスになった1週間でした。

正直なところ、今週は証券会社のホームページで
ポートフォリオ画面を開くのが少しだけ怖くなるくらいの下落で(苦笑)
「うわ…こんなに削られるのか」と、ため息が出たのも事実です。

ただ、銘柄ごとの動きを丁寧に見ていくと、

  • 世界的な AI関連・グロース株のバリュエーション調整 がメインの要因であり
  • 個別銘柄の決定的な悪材料というより、テーマ全体の揺れに巻き込まれた形
  • その中で、電力株やINPEXなどのディフェンシブ銘柄はむしろ微増〜堅調
  • S&P500・オルカンなどの インデックスも大きく崩れず、下落幅を和らげてくれた

という結果でした。

つまり今週は、

心臓には悪いけれど、
「分散」と「ディフェンシブの存在価値」を改めて体感した1週間

だった、というのが正直な感想です。

本記事の内容
  • 今週のAI・グロース株の下落は、「個別悪材料」ではなくエヌビディアやソフトバンクGの調整をきっかけにした、AIテーマ全体の“期待値リセット”だったこと。
  • 一方で、九州電力・四国電力・INPEXや、S&P500/オールカントリーなどのインデックス投信が、1ヶ月を通してポートフォリオの下落を和らげる“クッション”として機能したこと。
  • ポートフォリオが全体としては下落したものの、AIグロース+ディフェンシブ+インデックス+社債候補という多層分散のおかげで、狼狽売りせずに「設計を守る」という判断を維持できたこと。
目次

1.今週のポートフォリオサマリー|評価額と含み損益の変化

1-1. 先週(11/15)→ 今週(11/22)の比較

指標先週(11/15)今週(11/22)先週比
評価額合計4,174,314円4,012,798円▲161,516円(▲3.9%)
含み損益+649,754円+482,252円▲167,502円
  • 評価額は 約16万円のマイナス
  • 含み益も 約16.7万円縮小

数字だけ見ると、
「おお…これはまあまあ痛いな」 というレベル感です。


1-2. 1ヶ月前(10/18)との比較|「今週」ではなく「1ヶ月」で見ると?

1ヶ月前(10/18)の記録は、

  • 評価額:3,927,850円
  • 含み損益:+513,146円

でした。これと今週を比べてみます。

指標1ヶ月前(10/18)今週(11/22)1ヶ月比
評価額合計3,927,850円4,012,798円+84,948円(+2.2%)
含み損益+513,146円+482,252円▲30,894円
  • 1ヶ月トータルでは 評価額は+約8.5万円
  • 含み益は やや減っている(−約3万円)

今週1週間だけを見るとショックは大きいですが、
1ヶ月単位で見ると

「少し増えた資産が、AI株調整で揺さぶられた」

くらいのイメージに落ち着く、という感触です。

2.日本株AI関連銘柄の動きと下落要因|グリッド・pluszero・Laboro.AIなど

2-1. 米国市場:エヌビディア中心に「期待の整理」が始まった週

米国では、エヌビディアをはじめとしたAI関連株が

  • 決算は良いのに
  • 「期待が先行しすぎていた」と見られて
  • 好材料出尽くしで売られる

という、典型的なバリュエーション調整の動きを見せました。

S&P500やナスダックも、

  • AI・ハイテク主導で下げた日
  • その後、やや戻した日

が入り混じり、“方向感の出づらい調整モード” という印象です。

2-2. 日本のAI関連銘柄の先週比|pluszero・Laboro.AIがきつめの調整

日本株でも、

  • ソフトバンクグループ
  • 半導体・生成AI関連
  • AI・DX銘柄を含む中小型グロース

といった 「AIテーマ」と結びつけられやすい銘柄がまとめて売られた 1週間でした。

背景には、

  • 年初からの上昇で「一度利益を確定したい」という投資家心理
  • 世界的なAIバブル懸念(エヌビディアなどの“高すぎる”評価見直し)
  • 金利・景気・地政学リスクへの不透明感

といった複数の要因が重なっている印象です。

その波は、私のポートフォリオにある AIをコア事業にした銘柄 にも素直に届きました。
具体的には次の6銘柄です。

  • グリッド(5582)
  • pluszero(5132)
  • VRAIN Solution(135A)
  • Laboro.AI(5586)
  • トリプルアイズ(5026)
  • セカンドサイトアナリティカ(5028)

このうち、先週と今週のポートフォリオから株価が追えている5銘柄について、
先週比を整理するとこうなります。

◆ AI関連6銘柄の先週比(11/15 → 11/22)

銘柄コード先週株価今週株価先週比(円)先週比(%)
グリッド55822,9952,852▲143▲4.77%
pluszero51324,0553,735▲320▲7.89%
VRAIN Solution135A3,4703,365▲105▲3.02%
Laboro.AI5586992928▲64▲6.45%
トリプルアイズ5026745713▲32▲4.29%
セカンドサイトA5028406407+1+0.25%
✨ AI関連銘柄の総括
  • グリッド(5582)は、先週+20%近く急騰した反動で▲4.77%の調整。悪材料ではなく“利益確定売り”が中心。
  • 今週もっとも下げたのは pluszero(▲7.9%)。期待先行で買われていた分、AIテーマの冷却局面では売られやすい。
  • Laboro.AI(▲6.4%)も影響が大きく、AI純度の高い銘柄がそろって売られた印象。
  • トリプルアイズ(▲4.3%)/VRAIN(▲3.0%)は中間的な下げで、AI関連としては標準的な調整幅。
  • セカンドサイト(+0.25%)だけは、AI銘柄の中で唯一“微増”で踏ん張った。値動きが軽く、大幅安の局面には比較的強い特性が出た形。

💡 全体を見ると…

AI関連6銘柄は、平均で「▲4〜6%」程度の下落。
これは、

“個別の悪材料ではなく、AIテーマ全体の期待値が一度リセットされた”
という典型的な動きです。

つまり、
企業の成長ストーリーが崩れたわけではなく、テーマ株特有のボラティリティが出ただけ
という解釈が自然です。

◆ 日本株AI関連6銘柄が下落した3つの理由|グリッド・pluszero・Laboro.AIなど

今回の下落要因を整理すると、やはり 「AIテーマ全体の期待値がリセットされた週」 という位置づけが一番しっくりきます。

① AI純度が高い会社ほど、「期待先行」の評価が剥がれやすい

私のAI銘柄の中でも、

  • グリッド(AIモデルによる需給・最適化)
  • pluszero(独自AIモデル・自然言語処理)
  • Laboro.AI(企業向けカスタムAI開発)
  • VRAIN(製造ラインの画像解析AI)
  • トリプルアイズ(画像解析AI)

といった“AIそのものが事業の核”になっている銘柄ほど、
投資家の期待で買われやすく、期待が冷えると一気に売られやすい 傾向があります。

特にグリッドは、先週+20%近く急騰したこともあり、
「短期の利益確定売り」がまとめて出た印象です。

期待先行で買われていた銘柄ほど、
エヌビディアやソフトバンクGが崩れると影響を受けやすい。

今週のグリッド ▲4.7% 下落は、まさにその典型的な“反動”でした。


② 小型株ゆえに、売りが出ると一気に値が飛びやすい

AI銘柄の多くは、まだ時価総額が大きくありません。

  • 出来高が薄い
  • 機関投資家があまり入っていない
  • 少額の売りでも株価が動く

そのため、需給だけで▲5〜10%動くことも普通にある領域 です。

pluszero(▲7.9%)、Laboro.AI(▲6.4%)、トリプルアイズ(▲4.3%)の下げ方は、
この“需給の巻き戻し”が色濃く出た動きに見えます。


③ 個別銘柄に決定的な悪材料があったわけではない

ここが一番重要ですが、

  • 決算の大崩れ
  • ビジネスモデルの崩壊
  • 不祥事
  • 売上の急減速

といった 個別の明確なマイナス要因は出ていません。

今回の下落はあくまで、

“AIセクター全体”の期待値の調整(バリュエーション見直し)

と捉える方が自然です。


50代投資家がAI株の急落で「売らない」と決めた理由|ストーリー重視の判断軸

正直、AI銘柄だけ切り出して見ると、
今週はなかなか心臓に悪い変動でした。

  • pluszero:▲7.9%
  • Laboro.AI:▲6.4%
  • トリプルアイズ:▲4.3%
  • グリッド:▲4.7%(※先週+20%の反動)

短期で見れば、含み損益の振れ幅もそれなりに大きく、
「やっぱりAI株は荒いな…」と実感させられた週でした。

それでも、私が “投げ売り” をしなかった理由 は明確で、

① 中長期の成長ストーリーが崩れていない
  • 人手不足
  • 自動化・省人化
  • 需給予測
  • 予測精度向上
  • 製造プロセスの最適化

AI企業が向き合っているテーマは、
どれも 中長期で確実に需要が増える領域 です。

直近の決算やIRにも、
「事業が根本から崩れた」というサインはありません。


② 今回の下落は“AIセクター全体の冷却”が主因

トリガーは、

  • エヌビディアの調整
  • ソフトバンクGの下落
  • 世界的なAIバブル懸念

であり、
個別銘柄に問題があったわけではありません。

グリッドの▲4.7%も“急騰の反動”で説明がつきますし、
pluszero/Laboro.AIは“期待が剥がれた”動き。

個社固有の問題ではなく、テーマ全体の揺れに巻き込まれた。

これが一番しっくりくる解釈です。


③ ポートフォリオ全体では、ディフェンシブとインデックスがクッションに

ポートフォリオ全体の下落は ▲3.9% に収まりました。

もしAI銘柄だけで組んでいたら、
今週はもっと強烈なマイナスになっていたのは間違いなく、

これは“分散投資のありがたみ”をあらためて感じる材料でした。

ディフェンシブ(電力・INPEX)、
インデックス(S&P500・オールカントリー)が、
しっかり ダメージを吸収してくれた形 です。


◆ まとめ:怖かったけれど、ストーリーは崩れていない週

個別のAI株は上下に大きく振れたものの、

「AIという長期テーマに乗った中小型株が、
週末にかけて一斉に“深呼吸”している。」

という印象で見ています。

中長期で見れば、
いずれ再びテーマに資金が戻るタイミングは来るはずで、
今は “慌てず、設計を守ってホールド継続” のスタンスを取りました。

2-3.AnyMind・ククレブの株価下落は“小型グロース特有の調整”|先週比・先月比の動きを徹底解説

今週の相場では、AI銘柄だけでなく
中小型のグロース株全体から資金が抜ける動き が続きました。

特に私の保有銘柄である
AnyMind(5027)ククレブ(276A) はその影響を強く受けています。

ここでは、

  • 小型グロース株が下落しやすい理由
  • AnyMind と ククレブの「先週比」
  • さらに「先月比」でどれだけ押しているか

を、データをもとに整理します。


🔍 小型グロース特有の調整とは? なぜこんなに動くのか

中小型グロース株には、
大型株には見られない“特有の値動き”があります。

✔ 特徴① 出来高が薄く、売りが出ると一気に下がる

小型株は大口投資家が少なく、
板が薄いため、1つの売り注文で大きく動きます。

需給が悪化しただけで▲5~10%動くのは普通

✔ 特徴② 個人投資家が多く、センチメントに左右されやすい

決算ではなく“ムード”で動くことが多い。

  • リスクオフ
  • AIショック
  • 金利上昇懸念
  • 米株の反落

こうした材料が本質と関係なく売りを誘発しやすい。

✔ 特徴③ 期待先行で上昇し、下落も大きい

小型グロースは、業績よりも将来期待で買われる傾向があるため、
上昇も急だが、調整も深くなりやすい。

上がるときは+20%、下がるときは▲20%が当たり前の世界。


📉 AnyMind/ククレブの「先週 → 今週」の株価変化(確定)

◆ AnyMind(5027)

期間株価
先週732円
今週603円
先週比▲129円(▲17.6%)

今週の下げは AIテーマではなく「小型グロース売りの直撃」
→ 下落幅が大きすぎる理由は、板の薄さ・センチメント要因が80%


◆ ククレブ(276A)

期間株価
先週3,755円
今週3,495円
先週比▲260円(▲6.9%)

→ 小型株特有の“利益確定売り”+“リスクオフ”の影響
→ 想定の範囲内で、事業ストーリー自体は崩れていない

3. ポートフォリオ全体のバランス分析

今週は、AI関連株や中小型グロース株が大きく売られたことで、
ポートフォリオ全体も 先週比 ▲161,516円(▲3.9%) と調整しました。

一方で、
「電力・INPEXのディフェンシブ枠」
「S&P500・オルカンのインデックス枠」
がしっかり機能したことで、
ポートフォリオ全体の下落幅は“許容できる範囲”に収まりました。

ここでは、このバランスがどう作用したのかを整理していきます。


3-1.AI・中小型グロース:今週もっとも揺れた“攻めのエンジン”

まず、下落の中心となったのは AI関連銘柄と中小型グロース株 です。

▼ 今週の主な変動

  • グリッド:▲4.77%(先週急騰の反動)
  • pluszero:▲7.9%
  • Laboro.AI:▲6.4%
  • トリプルアイズ:▲4.3%
  • VRAIN:▲3.0%
  • AnyMind:▲17.6%
  • ククレブ:▲6.9%

AIテーマの冷却と小型株の需給悪化が重なり、
“揺れ幅の大きいゾーン”が一斉に売られた週でした。

つまりここは、あなたのポートフォリオにおける 「攻めのエンジン」 にあたる領域であり、
短期の振れを前提に組むべきセクションです。


3-2.電力・INPEX・医薬品などのディフェンシブ:下落相場で光った“守りの装置”

対照的に、ディフェンシブ枠は 今週プラス、もしくは小幅安にとどまる 動きを見せました。

▼ 今週の動き(抜粋)

  • 九州電力:+1.05%
  • 四国電力:+0.1%
  • INPEX:+1.1%
  • 日本精化:+1.86%

これらは、

  • 景気に左右されにくい
  • ボラティリティが低い
  • 利益構造が安定している

という“守りの特徴”を持つ銘柄群。

今週のようにAI・小型グロースが10%近く揺れる局面では、
こうしたディフェンシブ株が ポートフォリオ全体の急落を防ぐ防波堤 になります。

特に50代以降の資産形成では、
この“守りの株”があるかどうかで心理的にも財務的にも大きな差が生まれます。


3-3.S&P500・オールカントリー等のインデックス:静かに効く“クッション”

インデックス(S&P500・オルカンなど)は、
今週は 微減程度の下落にとどまりました。

🔢 インデックス3種の先週比(11/15 → 11/22)

投資信託先週評価額今週評価額先週比(円)先週比(%)
eMAXIS Slim S&P500181,068179,723▲1,345▲0.74%
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)181,165181,206+41+0.02%
eMAXIS Slim 新興国株式148,636148,507▲129▲0.08%

これは一見「地味」ですが、実は非常に重要な役割です。

インデックスが果たした役割

  1. 下落のスピードを緩和(ボラティリティ低減)
  2. 米国株や世界株の成長を“薄く広く”取り続ける基盤
  3. 個別銘柄の急落をポートフォリオ全体で中和
  4. 積立で安定して買い続けられる

今週のような週でも、
インデックス部分は激しく動かないため、
ポートフォリオ全体の値動きが“なだらか”になります。

いわば、
「AI・小型グロースの揺れを吸収するショックアブソーバー」
のような存在でした。


3-4.結果:分散設計が効き、ポートフォリオ全体の下落は▲3.9%

今週のポイントはここに尽きます。

  • AI株は▲5〜8%
  • 小型グロースは▲7〜18%
    という大きな下落がありながら、
    ポートフォリオ全体は▲3.9%で済んだ。

この結果をもたらしたのは、

  1. AI・グロース(攻め)
  2. ディフェンシブ(守り)
  3. インデックス(安定)

という“3層構造”で組んでいるからです。


3-5.50代の資産運用では、このバランスが「最大の武器」になる

50代の資産運用は、20代・30代のように

  • 「全部テックに集中」
  • 「グロースだけに張る」

といった戦い方はしません。

代わりに、

  • 成長領域には一定額を投じる(攻め)
  • 安定銘柄で下支えする(守り)
  • インデックスで全体の土台を固める(基盤)

という、
“設計で勝つポートフォリオ” が重要になります。

今週は、まさにこの設計が機能した1週間でした。


(まとめ)AI・グロースの揺れを、ディフェンシブとインデックスがしっかり吸収した週

  • AI株・小型グロースの乱高下
  • ディフェンシブの安定
  • インデックスのクッション効果
  • ポートフォリオ全体の下落は ▲3.9%に収まった

これはまさに、 “ポートフォリオ設計力の成果” です。

来週以降も、
この「攻め+守り+インデックス基盤」の構造を崩さずに、
淡々と積み上げていくことが最適解だと感じています。

4. 先週比で見るポートフォリオの動き|評価額ベースで上昇・下落銘柄をチェック

今週はポートフォリオ全体で ▲161,516円(▲3.9%) の調整でしたが、
銘柄ごとの評価額の増減で見ると、

  • 上昇側では「トリドリ」「Finatext」「科研薬」などが貢献
  • 下落側では「AnyMind」「ゴールド投信」「セレンディップ」などが重し

という構図でした。

ここでは、評価額ベースで見た「先週比 上昇トップ10/下落トップ10」 を整理します。


📈 先週比で上昇した銘柄トップ10【評価額ベース】

順位銘柄今週評価額先週評価額評価額増減増減率
19337 トリドリ24,880円20,517円+4,363円+21.3%
24419 Finatext22,953円19,719円+3,234円+16.4%
34521 科研薬75,800円73,200円+2,600円+3.6%
49508 九州電力31,103円28,539円+2,564円+9.0%
5SMTAMインド株式インデックス・オープン76,814円74,638円+2,177円+2.9%
66080 M&Aキャピタル52,800円50,720円+2,080円+4.1%
79507 四国電力26,568円24,497円+2,071円+8.5%
85871 SOLIZE HD30,628円28,690円+1,938円+6.8%
94194 ビジョナル41,840円40,560円+1,280円+3.2%
10156A マテリアルG14,721円14,301円+420円+2.9%

ポイント

  • 電力(九州電力・四国電力)/医薬(科研薬)/M&Aキャピタル といった
    「ディフェンシブ寄り+安定成長銘柄」が、今週もしっかりプラスに寄与。
  • トリドリ・Finatext など 小型グロースでも個別に強い銘柄 はきちんと評価額を伸ばしており、
    「全部が売られたわけではない」ことが数字でも確認できます。

📉 先週比で下落した銘柄トップ10【評価額ベース】

順位銘柄今週評価額先週評価額評価額増減増減率
15027 AnyMind542,700円658,800円▲116,100円▲17.6%
2SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジあり)409,011円423,788円▲14,777円▲3.5%
37318 セレンディップ52,455円59,930円▲7,475円▲12.5%
4eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)608,787円616,037円▲7,250円▲1.2%
5eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)499,829円506,648円▲6,818円▲1.3%
65582 グリッド111,228円116,805円▲5,577円▲4.8%
7276A ククレブ69,900円75,100円▲5,200円▲6.9%
8286A ユカリア17,986円20,746円▲2,760円▲13.3%
94385 メルカリ45,270円47,385円▲2,115円▲4.5%
105137 スマートドライブ14,280円16,200円▲1,920円▲11.9%

ポイント

  • AnyMind(▲11.6万円)とゴールド投信(▲1.5万円)の2つで、評価額ベースの下落分のかなりの部分を占有。
    ここが今週の Pポートフォリオ下落の「主犯格」です。
  • グリッド・ククレブ・メルカリなど、
    AI/IT/小型グロースの一角がまとめて評価調整を受けた形
  • インデックス(S&P500/オルカン)は 評価額ベースでは▲1%強の微減 にとどまっており、
    「AI・グロースだけが大きく揺れて、インデックスはクッションとして踏ん張った」構図がはっきり見えます。

今週のポートフォリオ構成|評価額トップ10と銘柄別の位置づけ

最後に、今週時点の「評価額トップ10」 を見ると、
ポートフォリオの“顔ぶれ”と、“どこにリスクを取っているか”が一目でわかります。

💹 今週の評価額トップ10銘柄

順位銘柄評価額
1eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)608,787円
25027 AnyMind542,700円
3eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)499,829円
4SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジあり)409,011円
5eMAXIS Slim 新興国株式インデックス148,962円
61605 INPEX123,630円
75582 グリッド111,228円
86333 帝国電機92,597円
98595 ジャフコ グループ91,675円
10はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)85,016円

ざっくり構造を整理すると:

  • ① インデックス(三本柱)
    • eMAXIS Slim S&P500
    • eMAXIS Slim オールカントリー
    • eMAXIS Slim 新興国株式
      → 「50代のコア資産」として、ポートフォリオの土台を形成
  • ② テーマ×個別株の“エンジン”枠
    • AnyMind(小型グロース・広告/EC支援)
    • グリッド(AI×エネルギー最適化)
    • 帝国電機/ジャフコ/INPEX など
      → リスクはあるが、中長期の成長期待を込めた「攻め」の部分
  • ③ 金・高配当・分散用のサテライト
    • SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジあり)
    • はじめてのNISA・全世界株式インデックス
      インフレヘッジ+地域分散+配当を組み合わせた「守り」の補強。

5.AnyMind(5027)株価急落の理由|3Q決算と今後の投資判断を分析

今週のポートフォリオ全体の下落で、もっとも大きな影響を与えたのは
AnyMind(5027) でした。

先週比 ▲17.6% と大きめの調整となり、
評価額ベースでは ▲116,100円 と、PFのマイナスの大部分を占めています。

ここでは、
「なぜここまで下がったのか?」
「決算のどこに市場が反応したのか?」
「今後の私の方針」
を整理します。


5-1.AnyMind株は今週どれくらい下がったのか?

  • 先週:732円
  • 今週:603円
    ▲129円(▲17.6%)

みんかぶの週間下落率ランキングでも “週間▲17.6%” が確認でき、
今週の下落銘柄ランキングの中でも上位に来るレベルでした。

ここまで大きく下げた背景には、
個別要因(決算)+マクロ要因(AI・グロース全体売り) の両方があります。


5-2.株価急落の主因は3Q決算|売上成長と利益減少のギャップ

AnyMindの第3四半期決算は
11/14(金)15:30に一斉開示(大引け後)されました。

内容を整理すると次の通り:

▼ 成長面(ポジティブ)

指標内容
売上総利益前年同期比 +19%
マーケティング事業+14%の安定成長
D2C/EC支援(法人向け)+84%の高成長(東南アジア中心)
法人向けEC支援ライブコマース含め、事業拡大が続く

トップライン(上層部の成長力)は非常に強い。
特に 東南アジアのEC支援は構造的に伸び続ける領域で、
この部分に「AnyMindらしさ」が詰まっています。


▼ 利益面(ネガティブ)

ここに市場が最も反応しました。

指標内容
営業利益前年同期比 ▲27%
最終利益(1–9月累計)▲61.3%
7–9月期の最終利益前年同期比 ▲30.3%
営業利益率5.4% → 3.5% に低下

とくに、

「売上は伸びているのに、利益が大きく落ちている」

この構造が、投資家にとって“嫌われやすい決算”でした。


▼ 利益が落ちた理由:パートナーグロース事業の減収減益

決算説明資料にある通り、

  • 広告代理店経由の案件
  • パートナーと組んだ施策

ここが減収・減益になっており、
法人向けEC支援などの高成長を打ち消してしまう形に。

これが市場では
「事業ポートフォリオの偏り」と受け止められた面もあります。


5-3.決算発表から株価急落までの流れ|1週間の値動きを投資家目線で振り返る

① 決算は11/14(金)15:30に発表 → 当日は反応なし(引け後だから)

② 実際の下落は 11/17(月)〜 11/21(金)にかけてじりじり進行

つまり:

“決算の悪材料を、今週の5日間で市場が消化した”

というタイミングの問題も大きい。


5-4.AnyMind株だけでなくAI・グロース全体が売られた地合い

今週は、

  • エヌビディアの乱高下
  • AI関連株の全体調整
  • 世界的なリスクオフ
  • 日本のグロース株から資金が抜ける流れ

という地合いで、
「AI関連」や「小型グロース」に分類される銘柄は軒並み売られました。

AnyMindは“決算の悪材料が出たタイミングと重なり地合い悪化の影響を強めに受けた印象です。


5-5.それでも売らない理由|中長期の成長ストーリーと投資判断

✔ トップラインの成長はむしろ強まっている

  • 売上総利益+19%
  • D2C/EC支援が+84%
  • 東南アジアEC支援が急成長
  • ライブコマース市場で存在感拡大

「売上成長は健在で、むしろ強さが増している」という印象です。


✔ 法人向けEC・広告支援のストック性は高い

AnyMindは広告だけのビジネスではなく、
法人のEC支援・ブランド構築まで踏み込んでおり、
ロイヤリティの高い事業モデルを育てています。

この領域は 粗利率が高い=長期で効いてくるビジネス


✔ M&A戦略が合理的で、アジア市場の成長を取り込む意図が明確

  • Vibula社(ベトナムのライブコマース大手)買収
  • バーチャルインフルエンサー事業の取り込み
  • インドネシア含むアジア圏での基盤強化

M&Aが「規模を追うための散発買収」ではなく、
主力事業の競争優位を補強する戦略的投資になっています。


✔ 利益悪化は“構造崩壊”ではない(パートナーグロース要因が一時的)

営業利益▲27%は確かに悪い数字ですが、

  • 高成長の法人EC支援はむしろ粗利が増加
  • パートナーグロースの一時的な反動が押し下げただけ
  • 会社側も通期予想は据え置き(下方修正なし)

という点を見ると、

「ビジネスモデルが壊れた」というより“成長過程の揺れ”という位置づけ

です。


5-6.まとめ|AnyMind株価急落をどう位置づけるか(短期ショック vs 長期成長)

■ 株価が下がった理由

  • 決算で利益が大幅減益(売上は成長、利益は逆行)
  • パートナーグロースの減収減益が印象を悪化
  • AI・グロース全体が売られたマクロ要因

■ 中長期の投資判断としてはポジティブ

  • 法人EC支援(D2C/EC)は+84%と超成長
  • 東南アジア中心に市場はまだ拡大フェーズ
  • M&Aを含む事業戦略が一貫
  • 「期待先行で買われていた部分」の調整が起きただけ

最終的な投資スタンス

「短期の決算ショックで下がったが、事業の将来性はむしろ強まっている」
だから売るつもりはない。むしろ長期で持ち続ける価値がある。

この方針が、今週の動きを踏まえた冷静で合理的な判断だと思います。

6.50代のNISA投資方針|年内の運用と来年の成長投資枠・つみたて戦略

今週は、ポートフォリオ全体がやや下落しましたが、
ディフェンシブ銘柄やインデックスのおかげで、想定の範囲内には収まりました。

  • 評価額:4,174,314円 → 4,012,798円(▲161,516円、約▲3.9%)
  • 含み損益:+649,754円 → +482,252円(▲167,502円)

正直、証券会社の画面を開くのが少しだけ億劫になる週ではありましたが(笑)、
「この程度の振れは、グロース株を含むポートフォリオなら起こり得る範囲」とも感じています。

ここから先、特に 年内の方針 は、

大きくは動かさず、来年1月からのNISA成長投資枠の使い方を考える時間にする

というスタンスでいこうと思っています。


6-1.今週のポートフォリオ評価額と含み損益|50代投資家の下落の受け止め方

今週のマイナス要因の多くは、

  • AnyMindやAI関連・小型グロースの調整
  • ゴールド投信の下落
  • インデックスの小幅な値下がり

といった“テーマ全体の揺れ”でした。

一方で、

  • 電力株(九州電力・四国電力)
  • INPEX
  • 科研薬品、M&Aキャピタル など

ディフェンシブ寄りの銘柄はしっかりプラスで推移しており、
ポートフォリオ全体のブレーキとして機能してくれました。

「ドキドキはしたけれど、
 インデックスとディフェンシブの分散が効いて、この程度で済んだ」

というのが、今週の素直な手応えです。


6-2.NISA保有株の売却ルール|年内は“基本ホールド”で事業ストーリーを点検

私の個別株の多くは NISA枠での長期保有前提 です。

その前提があるので、年内のスタンスはシンプルです。

  • 基本はホールド(保持)
    → よっぽどの事業悪化やストーリー崩壊がない限りは売らない
  • 判断軸は「株価」ではなく 事業ストーリー
    → 決算・IR・市場環境を見て、
    「最初に期待した成長イメージが崩れていないか?」を確認する
  • どうしても前提が変わった銘柄だけ、
    NISA・特定口座を問わず、縮小や整理も選択肢に入れる

つまり、

“値動きに振り回されて売買する年末”ではなく、
“長期で持つ前提が続いているかを確認する年末”

にする、ということです。

6-3.50代のつみたて投資枠戦略|S&P500・オルカン+低コスト投信で安定分散

つみたて投資枠は、これまで通り 「安定運用の土台」 として位置づけます。

軸になるのは、

  • 米国株インデックス(S&P500)
  • 全世界株インデックス(オールカントリー)

ですが、この2本だけに依存しすぎないようにしたい とも感じています。

そこで、今後の方針としては:

  • S&P500・オルカンを「中核」として継続積立
  • それに加えて、
    • 新興国
    • 国内株式(高配当・安定系)
    • 低コストのバランス型投信
      などを少しずつ組み合わせ、投信の中でも分散を意識する

投信を選ぶ際の基準は、非常にシンプルです。

  1. 信託報酬が低いこと(手数料コスト)
  2. ある程度の運用実績と純資産残高があること

この2つを満たす銘柄の中から、
年内にS&P500・オルカン以外の投信候補を1〜2本ピックアップすることを、自分への宿題にしています。

つみたて投資枠 = 「安定して育てるゾーン」
→ 来年もこの役割は変えず、投信の分散を少し強化するイメージです。


6-4.来年のNISA成長投資枠の使い方|徹底分析と集中投資で“攻めのNISA”を設計

来年の重要テーマは、

成長投資枠 =「これは!」と思える銘柄への集中投資

で再現性のある勝ちを掴み取ることです。

今年は成長投資枠を使い切りましたが、
来年1月から再び枠が復活します。

そのときに備えて、今から意識しておきたいのは:

  • 決算・ビジネスモデル・市場構造を徹底的に研究する
  • 「長期で勝負できる」と確信できる銘柄を、少数に絞り込む
  • 成長投資枠+特定口座を組み合わせて、
    “なんとなく分散”ではなく“理由のある集中投資”をする

テーマ性や雰囲気ではなく、

  • なぜこの会社は伸びるのか
  • どの指標を追いかけるべきか
  • どうなったら「想定シナリオ崩壊」と判断するのか

まで、自分の言葉で説明できるレベルまで分析することを、来年の前提に置きたいと思っています。

成長投資枠 = 「徹底研究 → 確信 → 集中」で、
再現性のある成功パターンを作る場所。


6-5.社債も組み込む50代の分散投資|ソフトバンク社債(第67回)も検討テーマ

今週は、株式や投信とは別に「ソフトバンクグループ第67回無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)」への投資を計画しています。

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期間は7年、仮条件の利率は年3.50〜4.10%(税引前)。
2025年の円建て個人向け商品としては、かなり高水準の利回りだと感じています。

発行体は通信会社のソフトバンクではなく、AI・ロボティクスなどに巨額投資を行う「ソフトバンクグループ株式会社」。JCR格付はA(投資適格)で、保有資産は大きい一方、投資会社ゆえに業績のブレやレバレッジの高さは避けられません。もちろん預金のような元本保証ではなく、「途中で売れば価格が上下する商品」であることは押さえておく必要があります。

私自身は、この社債を「預金と株の中間」に置く長期インカム枠として検討中です。
NISAのつみたて投資枠(インデックス中心の“土台”)と、成長投資枠+特定口座の個別株(“攻め”のゾーン)に加えて、

  • 10年寝かせても困らないお金の一部を
  • 円建てで年3〜4%台の利息を生む資産に変える

そんなイメージです。ポートフォリオ全体の中ではあくまで一部にとどめつつ、「株一色になりすぎないための安定パーツ」として、ソフトバンク社債(第67回)は引き続き検討テーマとしてメモしておこうと思っています。

おわりに|50代の資産運用は「一喜一憂しつつも、設計を変えない」こと

今週のようなAI株の調整局面は、

「それでも分散しておいて本当に良かった」
「来年のNISA枠はもっと狙いを絞って使おう」

と、次の一手を考えるきっかけにもなりました。

引き続き、

  • つみたて投資枠:安定した土台
  • 成長投資枠+特定口座:徹底分析のうえでの集中投資
  • 社債など安定インカム:預金と株の中間に置くクッション

という役割分担を意識しながら、
「短期の上下に振り回されすぎず、でも現実からは目をそらさない」50代の投資を続けていきたいと思います。

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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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