50代の資産運用|今週のポートフォリオ公開と投資日記【2025/11/15版】

今週は、私のポートフォリオが先週比+198,590円・1ヶ月比+246,464円と大きく回復しました。

ここだけ切り取ると「たまたま運が良かった週?」と思われるかもしれませんが、実際には グロース株の反発とディフェンシブ銘柄の安定 が同時に効いて、ポートフォリオ全体が“設計どおり”に回復してくれた1週間でした。

本記事の内容
  • どこでグロースが売られすぎから反発に転じたのか
  • なぜ電力やINPEXといった“地味な銘柄”が、1ヶ月を通して資産の下支えになったのか
  • 50代の私が「売買よりも設計を優先して良かった」と感じた理由

を、数字と実際の銘柄の動きを交えながら振り返っていきます。

目次

📊 今週のサマリー(11/8 → 11/15)

私のポートフォリオは、
先週比+198,590円(+5.0%) と力強くリバウンドしました。

指標先週(11/8)今週(11/15)先週比
評価額合計3,975,724円4,174,314円+198,590円
含み損益+497,238円+649,754円+152,516円
含み益率+14.3%+18.44%+4.14pt

📅 1ヶ月前(10/18)との比較

指標1ヶ月前(10/18)今週(11/15)1ヶ月比
評価額合計3,927,850円4,174,314円+246,464円(+6.2%)
含み損益+513,146円+649,754円+136,608円
含み益率+15.03%+18.44%+3.41pt

💡 1ヶ月で約+24.6万円。


今週の市場を振り返って|資産が戻った3つの要因

今週は、私のポートフォリオにとって
「谷から抜けて、緩やかに上昇へ向いた週」 でした。

理由は大きく3つです。


① AI・半導体を中心にグロース株が買い戻された

先週まで調整が続いていたグロース領域に、
世界的な買い戻しが入りました。

  • AnyMind
  • グリッド
  • ククレブ

など、小型〜中堅のAI関連・IT株にも“売り止まり”のサインが出てきました。


② ディフェンシブが引き続き強く、資産の底を支えた

  • 九州電力
  • 四国電力
  • INPEX
  • 日本精化
  • M&Aキャピタル

これらは、
“荒れた相場でも値動きが穏やかで、反発時にも小さく利益を積む”
という特徴があります。

私はディフェンシブを**安定装置(スタビライザー)**と位置づけていますが、
今週もまさにその役割を果たしてくれました。


③ 円高の落ち着きで、外貨建て資産にも追い風

S&P500やオルカンなどのインデックスは、
為替が落ち着いたことで円換算の逆風がやわらぎ、
含み益を押し上げる形になりました。


先週比の主な動き(評価額ベース)

📈 上昇した銘柄トップ10

銘柄先週 → 今週増減
日本精化(4362)62,150 → 70,675+8,525
セレンディップ(7318)72,120 → 74,760+2,640
九州電力(9508)24,240 → 26,435+2,195
M&Aキャピタル(6080)47,280 → 49,440+2,160
INPEX(1605)110,799 → 112,925+2,126
Speee(4499)6,831 → 8,697+1,866
四国電力(9507)20,670 → 22,408+1,738
ウォンテッドリー(3991)43,662 → 44,726+1,064
pluszero(5132)7,310 → 8,220+910
プラスアルファ(4071)45,011 → 45,600+589

📉 下落した銘柄トップ10

銘柄先週 → 今週増減
AnyMind(5027)623,700 → 594,000▲29,700
ククレブ(276A)82,800 → 73,200▲9,600
グリッド(5582)97,242 → 92,720▲4,522
ジャフコ(8595)91,542 → 88,654▲2,888
ビジョナル(4194)42,880 → 40,460▲2,420
ゴールド(為替ヘッジ)403,068 → 400,842▲2,226
帝国電機(6333)92,700 → 90,600▲2,100
Sansan(4443)34,637 → 33,174▲1,463
アールプランナー(2983)49,120 → 47,680▲1,440
SOLIZE HD(5871)31,217 → 29,830▲1,387

今週のポートフォリオ構成|評価額トップ10と銘柄別の動き

順位銘柄評価額
1AnyMind594,000
2SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジ)400,842
3INPEX112,925
4グリッド92,720
5帝国電機90,600
6ジャフコ88,654
7セレンディップ74,760
8科研薬品73,600
9ククレブ73,200
10日本精化70,675

1ヶ月のポートフォリオ推移|50代の資産運用では“中期視点”がカギ

私は毎週の値動きも見ていますが、
本当に大事にしているのは 「1ヶ月のトレンド」 です。

なぜなら…

1週間の値動き → ノイズ
1ヶ月の値動き → 傾向(トレンド)

だからです。

今回の1ヶ月(10/18 → 11/15)は、
まさに“トレンド改善がはっきり見えた”期間でした。


ポートフォリオの1ヶ月成長要因|貢献したセクターと銘柄

✔ コアインデックス

  • eMAXIS Slim S&P500
  • オールカントリー
  • 新興国株式

積立の核が大きく育った1ヶ月。

✔ ディフェンシブ(非常に安定)

  • 九州電力
  • 四国電力
  • INPEX
  • 日本精化
  • M&Aキャピタル

相場が荒れても下落しにくく、反発時には着実に貢献。


1ヶ月で調整した銘柄|グロース株は今週から反発局面へ

  • AnyMind
  • ククレブ
  • グリッド
  • ゴールド(ヘッジあり)

底打ち → 戻りの初動 が見える銘柄が増えてきた。


AnyMind(5027)の現状|“調整から底固め”への典型パターン

AnyMind(5027)は、
ここ1ヶ月は大きく上下しましたが、私は長期目的で持っています。

  • 投げ売りではない
  • 業績テーマもブレていない
  • 下値抵抗帯で反発している
  • NISA長期枠なので慌てる必要なし

今は 「深呼吸の時間」 に見えます。


次週のポートフォリオ方針|設計を守って淡々と積み上げる

■ コア積立は継続|“手間をかけずに増やす安定軸”

S&P500・オールカントリー・新興国株インデックスは、
「大きく一発を狙うためのもの」ではなく、手間をかけずに資産を増やしていくための“安定した軸” だと位置づけています。

  • 個別株のように決算やニュースを逐一追わなくてもいい
  • 世界全体・米国全体の成長を、薄く広く取りにいける
  • 忙しい週でも、積立だけは淡々と続けられる

50代になってから特に感じるのは、
「いつもフルスロットルで市場と向き合うのはしんどい」 ということです。
だからこそ、このインデックス積立は
“頑張っていない時間”にも、静かに資産を増やしてくれる土台として続けています。


一方で、私の投資の“エンジン”は別にあります。
それは、

徹底的に調査して「これは確実に成長すると確信した企業」に集中投資すること。

ここは、時間も手間もかなりかけます。
ビジネスモデル・決算・業界構造・経営陣・競合比較……とにかく細かく見て、
「この会社なら、5年・10年持ちたい」 と思えたところに
NISAの成長投資枠を使っていきたいと考えています。

ただ、今年分のNISA成長投資枠はすでに使い切ってしまったので、
今は慌てて動くフェーズではありません。

  • 今期・来期の決算を追いながら候補企業を絞り込み
  • セクターごとの成長性やバリュエーションを比較して
  • 「年始から本格的に仕掛ける銘柄リスト」 を作っている段階です。

まとめると、

  • インデックス積立:手間をかけずに資産全体を底上げする“安定軸”
  • 個別集中投資:時間をかけて磨き込む“攻めのエンジン”

今週は前者(安定軸)がしっかり効きつつ、
後者(エンジン候補)の分析を進めている、そんな1週間でした。

■ グロース株は“確信度”でホールド(NISA前提の長期投資)

グロース株については、
「短期で売買して抜く」よりも「NISAをフル活用して長期で育てる」 というスタンスです。

非課税枠は本来、

  • グロース株であれ
  • ディフェンシブ株であれ

「長期で持ち続ける前提の銘柄」にこそ使うべき枠 だと思っています。

そのうえで、グロース株の判断軸はシンプルで、

  • 中長期で売上・利益が伸びるイメージが描けるか
  • その企業ならではの強み(プロダクト・ポジション)がちゃんとあるか
  • 決算やIRで「最初に立てた成長ストーリー」が崩れていないか

ここを見て、自分の中の“確信度”がまだ高い銘柄は、株価がぶれていても基本はホールド します。

逆に、
決算やガイダンスを追う中で、

「あれ、この会社は当初想定していた成長カーブから外れ始めているかも?」

と感じたら、
含み益があっても一度ポジションを軽くする選択肢も取ります。

NISAの非課税枠は、

  • グロースだろうが
  • ディフェンシブだろうが

“長期で持ちたいかどうか” が基準。
グロース株も、あくまで「長期で持つ前提での集中投資」という位置づけで運用していきます。


■ ディフェンシブ比率は“効き具合”を確認するだけ(こちらも長期前提)

ディフェンシブ株(電力・インフラ・医薬・安定成長株など)も、
基本的には 「長期で持ち続ける前提」 で組み入れています。

  • 相場が荒れたときに、どれくらい全体の下落を和らげてくれるか
  • グロースが不調な時期でも、配当や安定した業績でPFを支えてくれるか

を確認しながら、“守りの装置”としての役割が果たせているかどうか を見ています。

ここも、
本質的にはグロースと同じく 「NISAを活用した長期投資の対象」 です。

  • 個別の事情(規制・政策・需要構造)が大きく変わった
  • 自分のPF全体でディフェンシブ比率が明らかに高すぎる/低すぎる

といったことがない限り、
売り買いで細かく動かすつもりはありません。

当面は、

  • 急落相場のときに“どれくらいブレーキになっているか”
  • 1ヶ月〜数ヶ月単位で見て、PF全体のボラティリティを下げる役割を果たしているか

この“効き具合の定期点検”だけやるイメージです。


■ 為替とFXは“長期の分散手段”として準備中(今は時間が足りず着手できていない)

FXについては、
「低レバレッジで長期保有」前提で、いずれはきちんと取り組みたい と思っています。

  • 高レバレッジで短期売買をするつもりはなく
  • 通貨分散の一環として、ゆるやかにポジションを持つイメージ

なので、
本来は 私の「分散・長期投資」の延長線上にある手段 です。

正直、今週のように円安が一気に進んだ局面では、

「あ〜、今年のうちに低レバで外貨ポジション作っておけばよかったな…」

と、少しだけ悔しさもありました(笑)

ただ現状は、FXの設計や運用ルールをじっくり考える時間までは取れていない のが正直なところです。

なので今は、

  • 為替は「PF全体への影響」をチェックするにとどめる
  • FXは“長期の通貨分散の手段”として、具体的なルールと時間の目処が立ってから着手する

という段階だと割り切っています。


【まとめ】1ヶ月の振り返りで見えたこと

今週は、私のポートフォリオが先週比+198,590円、1ヶ月比+246,464円と大きく伸び、改めて「長期×分散×再投資」が効いていることを実感しました。

もちろん毎週こんなに増えるわけではありませんが、
私が大事にしている
「長期 × 分散 × 再投資」
という設計が静かに効き始めていると実感します。

50代からの資産形成は、
短期ではなく“設計”で戦うもの。

来週も淡々と、積み上げていきます。

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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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