50代の資産運用|今週の投資日記(2025/11/02)

目次

今週のサマリー

  • 評価額合計:3,986,328円(先週:4,031,828円)先週比 ▲45,500円
  • 含み損益:+565,777円(先週:+614,210円)先週比 ▲48,433円
  • ざっくり所感:株式インデックス(eMAXIS Slim S&P500/オール・カントリー)は小幅プラス、金(ヘッジあり)がやや重く、個別でククレブなどが下押し。

今週の市場の風向き

  • 今週は、主要国の首脳会談や要人往来が相次いだ外交ウィークでした。通商・安全保障分野での“対立の緩和期待”が広がり、株式はリスクオンに傾きやすい地合い。
  • 株価指数は大型主導で堅調。一方で、循環物色の波及はまだ限定的で、中小型まで資金が十分に波及したとは言い難い印象。
  • 為替は一時的に円高方向へ振れる場面があり、外貨建て資産の円換算では上値が抑えられやすい環境。
  • 金価格は軟調気味で、守りの資産は逆風。リスクオン局面では典型的な動き。

それでもポートフォリオが伸びにくかった理由

  1. “指数寄与度の高い大型”に買いが集中
    指数は強かったが、資金はまず大型へ。中小型・成長株は順番待ちになりやすく、恩恵が限定的。
  2. 守り(ゴールド・ヘッジあり)が重し
    リスクオン+金軟調で、金の比率が相対的なマイナス寄与に。構造的には必要な資産だが、今週は逆風。
  3. M&A関連や一部中小型はテーマの当たりが遅い
    地合いが良くても、決算やガイダンスなど“自社固有の材料”が見えるまで資金が入りにくい局面。
  4. 為替の影響
    円高方向の局面では、外貨建て資産の円換算リターンが目減り。インデックスの上昇を相殺しやすい。
  5. イベント通過待ちの“様子見”
    決算前後は値動きが出やすい反面、手控えも増える。外交イベントの好感は“日柄”で効くことが多く、すぐにPF全体へ波及しないことはよくある。

今後の方針(私の考え)

今週の外部要因と相場の強さは確認しましたが、あえて大きなリバランスは行わず静観します。売買よりも“設計を守ること”を優先します。

  • コア積立は淡々と継続:S&P500/オルカン/新興国の長期・分散・再投資をそのまま実行。
  • 守り(ゴールド等)は機能点検のみ:役割点検はするが、現時点で売買はしない。
  • 中小型・テーマ株は“確信度”でホールド:業績ドライバーに変化がない限り触らない。決算で仮説を検証。
  • 為替は“見ておく”だけ:ヘッジ有無の把握と外貨比率目標の維持。いまは動かさない。
  • 短期は「記録」に徹する:決算・材料・値動きの記録を継続し、拙速な判断は避ける。

メモ:指数主導の上昇局面は“循環待ち”の時間もある。焦らず、設計を守る。
※本記事は個人の投資記録です。投資判断はご自身で。

先週比の主な動き(評価額ベース)

上昇(評価額増)トップ10

銘柄(コード)評価額_prev評価額評価額変化
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)578,007.52590,629.4512,621.93
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)472,845.26482,203.369,358.10
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス135,718.93139,779.094,060.16
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オルカン)84,660.0586,334.901,674.85
4194 ビジョナル41,360.0042,880.001,520.00
9508 九州電力22,980.0024,240.001,260.00
9507 四国電力19,432.0020,670.001,238.00
5471 大同特鋼30,166.5030,691.50525.00
5137 スマートドライブ12,720.0013,080.00360.00
SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)62,971.7463,310.44338.70

下落(評価額減)トップ10

銘柄(コード)評価額_prev評価額評価額変化
276A ククレブ107,000.0082,800.00-24,200.00
SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジあり)418,120.18403,067.67-15,052.51
6080 M&Aキャピタル52,320.0047,280.00-5,040.00
5582 グリッド102,182.0097,242.00-4,940.00
2127 日本M&A47,628.0043,596.00-4,032.00
7318 セレンディップ75,240.0072,120.00-3,120.00
4362 日本精化65,000.0062,150.00-2,850.00
5527 propetec21,744.0019,152.00-2,592.00
6333 帝国電機94,350.0092,700.00-1,650.00
286A ユカリア22,494.0020,884.00-1,610.00

気づき

  • コア積立(S&P500/オルカン/新興国)が揃って増加。積立方針はブレずに継続でOK。
  • 金(ヘッジあり)は先週比マイナス。守りの資産としては引き続き有効だが、比率過多にならないようバランス確認。
  • 個別株ククレブなどの下押しが目立ち、全体の先週比マイナスの主因に。

今週のポートフォリオ上位(評価額)

順位銘柄/ファンド評価額(円)
15027 AnyMind623,700
2eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)590,629
3eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)482,203
4SBI・iシェアーズ・ゴールド(為替ヘッジあり)403,068
5eMAXIS Slim 新興国株式インデックス139,779
61605 INPEX110,799
75582 グリッド94,683
88595 ジャフコ グループ91,542
96333 帝国電機89,610
10276A ククレブ82,800

まとめ

今週は、外交イベントの連鎖で株式全体はリスクオンに傾いた一方、上げの主役は指数寄与度の高い大型株で、中小型や守りの資産には追い風が届きにくい典型的な地合いでした。

為替が一時的に円高方向へ振れたことも外貨建て資産の円換算で上値を抑え、金価格の軟化はディフェンシブ比率に逆風として効きました。

とはいえ、こうした短期の“ねじれ”は循環の一部に過ぎません。私のポートフォリオは、長期・分散・再投資を核に据えた設計そのものがリスク管理でもあり攻めでもあると考えています。

よって今回はリバランスを見送り、コア積立を淡々と続けつつ、ゴールドなど守りの機能は点検のみ、中小型は業績ドライバーに変化がない限りホールド、為替はヘッジ有無と目標比率の確認にとどめます。

短期のニュースと価格のタイムラグに振り回されず、決算とファンダの記録を積み上げながら、自分の時間軸で資産を積み増していきます。

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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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