週明けの日本株・米国株を読む|50歳投資家の警戒と次の仕込み準備

50歳から投資資産だけで1億円を目指している私が、いま感じている相場の空気感を整理しました。
過度に警戒せず、流されすぎず。必要な備えをしながら、次の仕込みも意識しています。
週明けに向けて、政局・通商・為替・米株・先物の動きを自分なりに整理しました。

目次

はじめに

私は20代から投資を続け、相場の浮き沈みに折り合いをつけながら運用してきました。
これまで多くの調整局面を経験してきたからこそ、過度に振り回されずに構える強さを大事にしたいと思っています。
今回も、最低限の警戒をしながらも、次の買い場も視野に入れた戦略で臨みます。

この記事を書いた人

世界一周や海外移住など、人生の夢を実現するために「投資資産1億円」を目指しています。 「長期」「積立」「確信を得るまで分析する」投資を信条に、 ファイナンシャルプランナーの学習を通じて資産形成の本質を探り続けています。


時間外の日本株は本当に崩れているのか?

CMEや大阪取引所のナイト・セッションを確認

現物市場ではなく、海外時間で取引される日経平均先物が大きく下落していました。
CMEの円建て日経先物(12月限)は現地時間10月11日頃に前日比▲7%超の下落を記録。
大阪取引所のナイト・セッションでも、マイクロ日経先物が安値をつけています。
時間外の先物急変は、翌営業日の寄り付きや気配に影響しやすいため、私は週明けのリスク要因として意識しています。


三重の重し「政局・通商・為替」をどう見るか

政局:連立離脱で政策の見通しが不透明に

公明党が政権離脱が確定して、政権運営への不透明感が高まっています。
私はこの「政策の継続性への不安」が、海外投資家の売り要因になると感じています。
短期的にはボラティリティを高める材料として、注意しておきたいと思います。

通商:米中摩擦の再燃リスク

米中の関税や輸出規制をめぐるニュースが再び市場を揺らしています。
特に半導体や電機などの外需系銘柄は先に先物で売られやすい傾向があり、東証への波及も早い。
見出し一つでセンチメントが変わる地合いなので、私はあえて過剰反応しないよう心がけています。

為替:円高でも円安でもリスクがある

為替はどちらの方向にもリスクを含みます。
円高に振れれば輸出主力株が重くなり、円安が進みすぎれば内需・輸入物価への懸念が出てきます。
私は寄り前に為替水準と方向性を確認し、日経先物の気配と合わせて“1日のリスク量”を測るようにしています。


米国株の調整と日本市場への影響

米株はテック中心に下落傾向

米国株は先週末、主要3指数がそろって下落。
ダウ-1.9%、S&P500-2.7%、ナスダック-3.6%。ビッグテック株の時間外続落も確認されました。
私は、米株の調整がそのまま日本のグロース株(特に半導体・AI関連)に波及しやすいと感じています。

対中以外の米株下押し要因(私の整理)

  • 長期金利の上昇と財政懸念
     米国の債券増発・赤字拡大が金利上昇を招き、株式の割引率上昇につながっています。
  • 決算と期待ギャップ
     ハイテク企業の業績ガイダンスに慎重姿勢が出ており、期待剥落のリスク。
  • 原油価格の変動・景気見通しの修正
     コモディティの急落は景気不安のサインと受け止められ、リスクオフに傾きやすい。

私のスタンス:最小限の警戒+流されすぎない冷静さ

「利確を進める」ではなく「選択肢として意識」

私はいま、国内グロース株の一部を利確することを選択肢として意識し始めた段階です。
時間外の急変や為替が想定以上に振れた場合、含み益の一部を現金化する余地を持つ──
この程度の構えで十分だと思っています。
“防御”は恐れからではなく、次に動く余白をつくるための準備として捉えています。

ニュースより数字を信じる

私は報道やSNSよりも、実際のチャート・板・出来高・為替を優先して判断します。
市場の声が大きいほど、一歩引いて見る。
その冷静さを、これまでの20年の経験が教えてくれました。


成長投資枠を使い切った今、次に備える準備

今年は静かに、でも戻り局面を見逃さない

今年はNISAの成長投資枠をすでに使い切っており、もともと「投資は落ち着かせる」方針でした。
ただ、これから下落相場が発生した場合には、下落後の戻り局面に向けた仕込み投資の可能性もあるため、
「投資用資金」を準備しておく段階だと考えています。

週末に行っている“準備運動”

  • 下落時に備えて、指値買いラインを3段階で設定(-5%、-10%、-15%)
  • 銘柄リストを再点検(条件:景気耐性 × 価格転嫁力 × 配当・自社株買い余力)
  • 長期保有(NISA)の核は維持、短期サテライトで柔軟に対応

まとめ:守りながら前へ進む

相場の動きが激しい時ほど、心が揺れやすくなります。
けれど私は、過去20年の経験から「焦って動かないこと」こそが、結果的に最善の一手につながると感じています。
マーケットが不安定な今は、防御を固めながらも、次の仕込みの準備を進める時間。
政局、為替、米中摩擦といった外部要因はコントロールできませんが、どう向き合うかは自分で決められます。
一時的な下げを恐れず、冷静に状況を受け止め、次に備える。
そうした積み重ねが、長期で資産を育てていく力になると信じています。

  • 時間外の先物急変は週明けの寄り気配に影響し得る
  • 三重の重し(政局・通商・為替)が相場の不安定要因
  • 下げ相場は、次の仕込みを整える時間
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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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