はじめての会社四季報|集中投資先の探し方

人生ではじめて「会社四季報を購入しました。

今回、購入したのは「会社四季報 2026年1集・新春号」です。

年末年始って、相場も仕事もいったん落ち着くぶん、頭を使うには最高のタイミングなんですよね。
そこで今年は「来年の集中投資先(主戦場)を決める」ことをテーマに、四季報を“道具”として使ってみることにしました。

このブログ Journey from 50 は、「遅いなんて言わせない。50代から夢を全部叶える!その過程を全公開」がコンセプト。結果だけでなく、迷い・試行錯誤・判断基準まで含めて“プロセス発信”していきます。

今回の記事では「どうやって来年の集中投資先を絞るか」を紹介していきます。

目次

なぜ「会社四季報」を買ったのか?

なぜ「会社四季報」を買ったのか?

今回の「会社四季報 2026年1集・新春号」には、全上場企業3,876社の業績予想が載っています。
投資といえば四季報――バブルの頃、いまは亡き親父が買っていたのを、ふと思い出しました。

正直、いまの時代はインターネットでIRの決算情報や企業のあらゆる情報が簡単に手に入ります。
SBI証券』や『楽天証券』のスクリーニングツールなどを使えば、条件で銘柄を絞り込むのも簡単です。

それでも、本気で投資をするなら、一度は「会社四季報と向き合ってみようかなと思った。

ネットの情報は便利だけど、どうしても「自分の見たい銘柄」「話題の銘柄」に偏っていく。
結果として、視野が狭くなってしまう感覚があります。

「会社四季報は、良くも悪くも淡々としていて、全社を同じフォーマットで眺められる。
もちろん「会社四季報の情報だけで投資を決めることはないですが、どんなものか試してみるつもりです。

そもそも「集中投資」とは?

私の投資は、大きく2つの軸で投資をしていこうと考えています。

ひとつは、S&P500やオルカンなどの投資信託を、淡々と積み立てる長期投資
こちらは最低でも10年単位で、相場の上下に振り回されずに“土台”を作っていくイメージです。

もうひとつが、今回この記事でいう「集中投資」です。
こちらは、1銘柄あたり100万円〜300万円程度を投じて、半年〜1年くらいの期間で利益確定を狙うスタイル。

つまり私にとっての「主戦場」は、

  • 長期の積立投資で資産の土台を固めつつ
  • その上で、半年〜1年の時間軸で“勝負する銘柄”を選び
  • きちんと仮説検証しながら利益を取りにいく

この後者の領域です。

集中投資はリターンもリスクも、当然その分だけ大きくなる。
だから来年からは、勢いで買うのではなく、企業分析を積み上げたうえで「伸びる」と確信できた会社にだけ投資すると決めました。

「集中投資」のターゲット条件(私のフィルター)

半年〜1年で利益確定を狙う集中投資は、長期積立とは違って「時間の味方」が弱い。
だから私は、最初から銘柄を広く拾うのではなく、いくつかの条件でふるいにかけてから深掘りするようにします。

1)成長企業であること(売上 × 黒字)

まず大前提は、売上が伸びていること
これは単純ですが、結局ここが一番強い。

そして、私がもう一つ重視するのが 黒字であることです。

赤字企業でも伸びる会社はあります。
ただしそれは「資金調達が上手い」「市場環境が追い風」「成長投資を回し続けられる」など、条件が揃った一部に限られる印象があります。

一方で、利益が出ていて売上も伸びている会社は、打ち手が増える
研究開発、人材採用、M&A、販促、プロダクト改善――
“次の一手”にお金を回せる会社は、成長の再現性が高いと感じます。

だから私は集中投資の入口として、
「売上が伸びている黒字企業」を基本形に置きます。


2)投資資金を持っていること(自己資本比率 × キャッシュ)

成長企業でも、資金が薄いと勝負どころで守りに入ります。
だから次に見るのが、投資余力です。

  • 一定以上の自己資本比率があるか
  • 事業の稼ぐ力としてのキャッシュフローがどうか
  • そのうえで、投資を増やしても耐えられるバランスか

集中投資は、短期的に評価が剥げる局面も起きます。
そのときに「資金繰り不安」が混ざると、一気に難易度が上がる。

なので私は、成長の勢いだけでなく、財務の余裕もセットで確認します。


3)割安さも確認する(PER20倍以下、できれば10倍前後)

ここまでの2つ
「売上が伸びている黒字企業」で、かつ「投資余力(自己資本比率・キャッシュ)」がある会社
この条件を満たしたうえで、さらに私は割安さも見ていきます。

割安かどうかの目安として、まず使うのが PER
目線は 20倍以下、できれば 10倍前後の水準です。

ただ、ここで大事なのは
この2条件を満たしながらPERが10倍前後というのは、たいてい何かしら理由があるということ。

市場が安く見ているのには、必ず背景があります。

  • 一時的な業績の落ち込み(短期の逆風)
  • 利益率の低下や原価上昇
  • 成長鈍化への懸念
  • 業界構造の変化、競争激化
  • ガバナンスや資本政策への不安
  • 需給(出来高が薄い、人気がない)
  • “理解されにくいビジネス”で評価が追いついていない

だから私は、PERの低さを「お得」と決めつけず、
“なぜ安いのか”を徹底的に確認するところから始めます。

そして、その課題が

  • 一時的なものなのか
  • 構造的に改善が難しいものなのか
  • 会社が手を打てる問題なのか(投資余力が活きるのか)

ここを見極めたうえで、
「これは乗り越えられる」「むしろ回復局面で伸びる」と腹落ちできた銘柄だけを、集中投資の候補に残します。

要するに、私が探したいのは――
“安いから買う”ではなく、安い理由を確認した上で「それでも伸びる」と確信できる銘柄です。

4)経営者のバックグラウンド(学歴・職歴 × 年齢)

最後に、数字だけでは分からない部分として、経営者も見ます。

もちろん「学歴が良ければ勝てる」なんて単純な話ではありません。
でも、集中投資のように“読み切る”必要がある投資では、私はここを軽視したくない。

  • どんな業界で経験を積んできたのか(職歴)
  • どんな勝ち方をしてきたのか(実績の匂い)
  • 年齢的に、これから何年スパンで勝負しそうか(時間軸)

事業の伸びは、最後は「誰が意思決定しているか」に収束する。
だから私は、経営者の背景を見たうえで、この人ならアクセルを踏めるかを考えます。

じゃあ四季報で、どこを見るのか?(私のチェックポイント)

ここまでで「集中投資のフィルター」は決まりました。

売上が伸びているか、営業利益が増えているか――
こういう数字はIRを見れば確認できます。

それでも四季報を開く理由は、IRでチェックできることではなく、四季報にしかない価値があるからです。
私は四季報では、次のポイント“だけ”にフォーカスします。


① 業績予想の「温度感」(見通しの強弱が一瞬でつかめる)

四季報の業績予想は、もちろん絶対ではない。
でも全社が同じフォーマットで並んでいるから、来期の見通しの強弱を比較しやすい

私が見るのは、数字そのものよりも、例えばこんな点です。

  • 会社の勢いは「継続」か「鈍化」か
  • 伸び方は売上先行か、利益も伴っているか
  • 直近の流れが、上振れ(改善)方向か、下振れ(慎重)方向か

四季報はここで「当たりを付ける」ための入口にします。


② コメント欄(なぜ伸びる/なぜ不安視される、が短文でまとまる)

四季報の短いコメント、ここが一番の価値かもしれません。
IRの資料は当然ポジティブに書かれがちですが、四季報は淡々としていて、リスクや懸念の匂いも出る。

私はここで、

  • 成長のドライバーは何か
  • 市場が不安視している点はどこか
  • “いまは評価されていない理由”は何か

このあたりの論点を拾います。

PER10倍前後を狙うならなおさら、
「なぜ安いのか」のヒントがこの短文に詰まっていることが多い。


③ 財務・資本構成(攻める体力があるかが、横並びで見える)

自己資本比率や現金、有利子負債などはIRでも見られます。
でも四季報で見る価値は、比較が一瞬でできることです。

  • 体力のある会社/薄い会社が、横並びで見える
  • 「成長しているのに、財務がキツい」などの違和感に気づきやすい
  • 同業の中で、どこが強い(または無理している)かが見える

集中投資ではここが弱いと、想定外の局面で詰みやすい。
だから私は、四季報で“体力チェック”を一気にやります。

四季報の読み方はYouTubeで予習しました

四季報を買う前に、YouTubeで「四季報の見方」動画を何本か見て予習しました。
理由はシンプルで、四季報って分厚いし情報量も多いので、先に“読む型”を作ってから買った方が使い倒せると思ったからです。

ここで私が見た「四季報」関連の動画をご紹介します。

参考:四季報の読み方は本もいろいろ出ています

YouTubeで予習してみて感じたのは、四季報って「読む場所」と「使い方」が分かると、一気に“道具”になるということ。
同じように、四季報の読み方を体系的にまとめた本もいくつか出ています。

たとえば有名どころだと、エミン流『「会社四季報」最強の読み方』のように、
「どこをどう見て、どう投資判断につなげるか」を整理してくれる本もあります。

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私はまずは、今回買った「会社四季報 2026年1集・新春号」を使いながら自分の型を作って、
必要ならこういう本も“辞書”として取り入れていこうと思っています。


まとめ|四季報は「候補を拾う道具」。確信はIRや公式サイトなどで得る

今回、人生ではじめて「会社四季報 2026年1集・新春号」を購入しました。
目的は、四季報だけで投資判断をすることではなく、来年の集中投資先(主戦場)を決めるための比較の土台を作ることです。

私の投資は、

  • S&P500/オルカンの積立(10年単位)で土台を作る
  • 集中投資(100万〜300万円/半年〜1年)で利益を狙う

この2本立て。
そして集中投資では、勢いではなく、企業分析を積み上げて「伸びる」と確信できた会社にだけ投資する――
これを来年の方針にします。

四季報は、その入口として

  • 業績予想の温度感
  • コメント欄の論点(なぜ安い?)
  • 財務・資本構成の比較
  • 経営者・株主・資本政策の匂い

ここに絞って使うつもりです。

年末年始は、四季報で候補を拾い、最後はIRなどで裏取りして、
「来年の主戦場」を決めていきます。

※本記事は投資助言ではなく、私個人の投資検討プロセスの共有です。投資判断は自己責任でお願いします

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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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