50代ポートフォリオ全公開|シーユーシー仮説切りで含み益48.8万円【26年4月5週】

※免責:本記事は筆者の運用記録・見解であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

含み益53万円台から、わずか1週間で48万円台へ。今週の最大トピックは、シーユーシー(9158)291株の全株売却です。決算翌日の寄り付きでストップ安水準の773円で約定し、実現損▲33,756円を計上しました。一方、AnyMind Group(5027)は逆に100株買い増し、含み損ポジションを2,250株まで拡大しています。一見矛盾するこの2つの判断を貫いているのは、「投資仮説が継続しているかどうか」 という1点の判断軸でした。先週との比較数値、注目イベント、そして「仮説切り」という売却ロジックを丁寧に整理します。

この記事のサマリー
  • 5/3時点 国内資産:6,232,008円/含み益+488,142円(+8.50%)
  • 米国株を含めたポートフォリオ全体含み益:+556,626円
  • シーユーシー(9158)全株売却 → 実現損▲33,756円
  • AnyMind(5027)100株買い増し(2,150株 → 2,250株)
  • 来週(GW明け)最大の注目イベント:5月14日 AnyMind決算
目次

1. 今週のポートフォリオ概要(4/25 vs 5/3)

2026年5月3日時点のポートフォリオ国内資産総評価額は 6,232,008.34円、含み損益は +488,142.46円(+8.50%) でした。前週比では ▲262,369.85円(▲4.04%)。一見大きな下落に見えますが、悪化要因の大半はシーユーシー売却に伴う評価額の構成変動であり、相場下落そのものによる悪化ではない点が今週の特徴です。

基準日総評価額含み損益損益率週間変化
2026/5/36,232,008.34円+488,142.46円+8.50%▲262,369.85円(▲4.04%)
2026/4/256,494,378.19円+530,063.31円+8.89%▲45,645.17円(▲0.7%)
2026/4/186,558,113.72円+635,098.84円+10.72%+32,759.63円(+0.5%)

※5/3は米国株(GOOG/GOOGL)の評価額(円換算 302,586円・含み益+68,484円)を含めると、ポートフォリオ全体の含み益は+556,626円となります。

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ストップ安でシーユーシー(9158)を全株売却|2026年3月期決算で投資ストーリーが崩れた理由

2. シーユーシー(9158)売却:仮説切りという判断

今週の最大のトピックは、シーユーシー(9158)の全株売却です。先週時点では291株を保有し、含み益+15,423円(+5.96%)のポジションでしたが、4月30日の決算発表を受けて投資仮説の前提が崩れたと判断、当日夜に売却注文を発注しました。

売却サマリー

項目内容
銘柄シーユーシー(9158)
売却株数291株(NISA成長投資枠・全株)
取得単価889円
約定単価773円(5/1 寄付・売り気配からの値付け)
受渡金額224,943円
実現損益▲33,756円
売却決定時の含み損益(4/30終値923円ベース)+9,894円

当初の投資仮説と決算KPIの突合

当初の投資ストーリーは「医療機関支援・ホスピス・訪問看護といった構造的成長領域で、足元のホスピス単価低下・新規施設赤字といった一時要因が解消すれば、低PERグロースとして再評価される」というものでした。決算で確認したかったKPIと結果は以下の通りです。

確認項目仮説実績・会社見通し評価
営業利益の質本業の利益回復不動産売却益が含まれる
EBITDA計画達成計画未達×
ホスピス単価下げ止まりQ4でさらに低下×
新規施設稼働率改善傾向大幅低下×
来期会社計画利益回復フェーズ営業・純利益ともに大幅減益×
収益化タイミング2027/3期下期〜2028/3期以降にシフト×

会社側のメッセージは明確で、2027年3月期は「事業基盤の構築フェーズ」、本格的な収益化は2028年3月期以降と、収益回復タイミングが当初想定より1年以上後ろ倒し となる見立てでした。

「損切り」ではなく「仮説切り」

ここで重要なのは、売却決定時点では含み益+9,894円だったということです。今回の売却は損益基準による損切りではなく、ファンダメンタル仮説の崩壊に基づくポジション解消(仮説切り) に分類されます。結果的にストップ安で約定したため実現損となりましたが、これは事後的な約定価格の問題であり、判断プロセスの規律性とは切り離して評価すべき論点です。

シーユーシー売却に至った心の動きや判断の機微については、別途noteに記録しています。よろしければ合わせてご覧ください。 👉 note: シーユーシーを売却した話(感情と判断の記録)

3. NISA成長投資枠:含み損銘柄の二極化が進行

NISA成長投資枠の合計評価額は386万 → 362万へと約24万円ダウン。シーユーシー売却分(▲27.4万円)を除けば実質プラス推移しており、相場全体の地合いはむしろ底堅さも見られた一週間でした。

上昇銘柄

銘柄(コード)4/255/3含み損益(5/3)
INPEX(1605)4,074円4,118円+78,975円(+96.75%)
メルカリ(4385)3,995円3,855円+27,558円(+65.88%)
セレンディップ(7318)1,810円1,965円+33,572円(+63.48%)
大同特殊鋼(5471)1,830円1,835.5円+14,731円(+61.86%)
propetec(5527)691円680円+5,664円(+53.15%)
Speee(4499)2,445円2,741円▲2,001円(▲19.57%・週間+12%戻り)

下落・含み損拡大銘柄

銘柄(コード)4/255/3含み損益(5/3)
AnyMind(5027)495円386円▲234,000円(▲21.22%)※100株買い増し
MacbeePlanet(7095)1,363円1,268円▲16,614円(▲50.20%)
トリドリ(9337)NISA分1,703円1,605円▲4,062円(▲29.67%)
Sansan(4443)1,267円1,250円▲15,865円(▲40.05%)
ライズ(9168)409円416円▲4,185円(▲18.27%)

「益出しグループ(メルカリ・INPEX・セレンディップ)」と「含み損グループ(AnyMind・MacbeeP・トリドリ・Sansan)」への二極化が、先週よりさらに鮮明になっています。

4. 今週の注目ポイント一覧

下げた週ほど、次の動きを整理しておく価値があります。

テーマポイント投資家目線の見方
シーユーシー(9158)決算後ストップ安で全株売却仮説崩壊によるエグジット完了
AnyMind(5027)100株買い増し・5/14決算GW明け最大の注目イベント
セレンディップ(7318)1,810円→1,965円(週間+8.6%)中期トレンド強化
Globee(5575)769円→706円と一旦調整高値からの利益確定売り消化中
浜松ホトニクス(6965)1,921.5円→2,006円+66,246円と着実に上昇
Alphabet(GOOG/GOOGL)含み益+68,484円AI投資テーマで長期保有継続

5. 投資信託・債券・米国株:コアは依然として堅調

NISAつみたて投資枠(コア資産)

ファンド含み損益損益率
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+169,016円+23.91%
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)+146,028円+25.66%
eMAXIS Slim 新興国株式+59,351円+34.91%
日経平均高配当利回り株ファンド+8,115円+7.59%
イノベーション・インデックス・AI+627円+18.99%
合計+383,136円+24.62%

つみたて枠は約1.2万円のダウンも、含み益**+38万円超**を維持。コア部分の積立継続が、サテライト個別株のドローダウンを十分に吸収するアセット・アロケーションが機能しています。

NISA成長投資枠(投資信託)

合計560,268円 → 550,490円。SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) の調整(+92,098円 → +85,613円、約▲6,500円)が主因。為替ヘッジ型は円高局面で金価格以上に評価額が振れる構造的特性に留意が必要です。

国内債券

第67回ソフトバンクグループ無担保社債(利率3.98%・2032年償還)200万円分は保有継続。次回利払いは2026年6月8日。インカム源としてポートフォリオの基盤を形成しています。

米国株(アルファベット)

先週はSBI証券側のシステムメンテナンスで反映されませんでしたが、保有株数は同数(GOOG 2株/GOOGL 3株)。今週は5株合計で円換算評価額302,586円、含み益+68,484円。AI関連での長期保有テーマは継続中です。

銘柄取得単価(USD)5/3 現在値(USD)円換算評価損益
GOOG(C株)296.11383.22+26,002円
GOOGL(A株)289.79385.69+42,482円

6. 「仮説切り」と「買い増し」を分ける判断軸

今週、シーユーシーは売却し、AnyMindは買い増しました。逆方向の判断ですが、貫いているのは1つの軸です。

銘柄含み損益投資仮説の状態取った行動
シーユーシー(9158)含み益+9,894円決算で前提崩壊売却(仮説切り)
AnyMind(5027)含み損▲23.4万円仮説維持中買い増し

「含み益だから持つ/含み損だから売る」ではなく、「投資仮説が継続しているか/崩れたか」で判断する。これが筆者の個別株運用の中核フレームワークです。

含み益でも仮説が崩れたら売る、含み損でも仮説が継続している限り保有・買い増す。シーユーシーとAnyMindの今週の対照的な扱いは、このフレームワークの実践そのものです。AnyMindについてはGW明け5月14日の第1四半期決算が、まさに仮説検証ポイントになります。

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AnyMind Group決算|来期76%増益予想と3社買収で加速する成長戦略

7. 50代会社員投資の透明性レポート

このブログでは、含み益も含み損も、利確も損切りも、すべて隠さず記録することを大切にしています。今週のように、ストップ安で実現損を計上した週はとくにそうです。実現損▲33,756円という数字を出さずに済ませることもできますが、それでは記録の意味がありません。

ポートフォリオ運営は、勝った週だけで成り立つものではなく、判断ミスや想定外を含めて連続するプロセスそのものです。50代会社員という限られた時間軸で1億円という目標に向かう以上、毎週の記録と振り返りこそが最大の武器 だと考えています。

含み益が増えた週も減った週も、決算で投資ストーリーが崩れた週も、淡々と記録を積み上げていきます。

8. よくある質問(FAQ)

Q1. シーユーシー(9158)はなぜ売却したのですか?

A. 4月30日の決算で、当初の投資仮説(足元の業績ボトルネックが解消し低PERグロースとして再評価される)の前提が崩れたためです。EBITDA計画未達、ホスピス単価のさらなる低下、来期大幅減益予想、収益化タイミングの2028年3月期以降への後ろ倒し、これらをもって「仮説切り」を実行しました。売却決定時点では含み益でしたが、ストップ安で約定したため最終的に▲33,756円の実現損となりました。

Q2. なぜ含み損が拡大しているAnyMind(5027)は売らずに買い増しているのですか?

A. AnyMindについては、現時点で投資仮説が崩れていないと判断しているためです。含み損/含み益という結果ではなく、投資ストーリーが継続しているかで判断する方針を取っています。ただし、5月14日の第1四半期決算で仮説の前提が崩れたと判断すれば、シーユーシーと同様に売却します。

Q3. ポートフォリオ全体の含み益は減っていますが、不安はないですか?

A. 国内資産では先週比▲4.2万円ですが、米国株(アルファベット)を含めた全体含み益は+55万円超を維持しており、コアのインデックス投信は+38万円の含み益で推移しています。サテライトの個別株変動はコア資産で十分吸収できる構造のため、全体としては想定の範囲内です。

Q4. シーユーシー売却で生まれた現金はどう使う予定ですか?

A. 受渡金額約22.5万円は、GW明けの決算ラッシュで好決算かつ投資仮説と整合する銘柄への新規エントリー、または既存ポジション(AnyMind等)の追加投資原資として活用予定です。

9. 今週のまとめ

今週のポートフォリオは、シーユーシー売却によって構成が約26万円圧縮されたものの、含み益は依然として国内資産だけで48.8万円、米国株を含めれば55.6万円超を維持しています。

  • シーユーシー(9158)は仮説切りで全株売却 → 実現損▲33,756円を計上
  • AnyMind(5027)は仮説継続中につき100株買い増し → 5/14決算が次の検証点
  • コアのインデックス投信+ゴールド+社債+米国株の分散構造 が、個別株のドローダウンをしっかり吸収
  • 来週はGW明け決算ラッシュ → AnyMind、Globee、保有銘柄の業績再確認フェーズへ

「インデックスは積立継続・個別株は仮説検証で入替」――この方針で、来週もポートフォリオ運営を続けていきます。


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この記事を書いた人

こんにちは、「じょーじ(50)」です。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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