※本記事は私の投資判断を記録した企業分析メモです。投資判断は必ずご自身で行ってください。(特定銘柄の売買等を推奨しているものではありません)
NISA成長投資枠で注目している「フィジカルAI」関連銘柄、浜松ホトニクス(6965)の第1四半期決算が2月5日に発表されました。決算発表当日の株価は1,784円(前日比+1.6%)と小幅高で着地。しかし、営業利益は前年同期比43.9%減という厳しい数字です。
事前に私が分析していた通り、NKT Photonics買収に伴うのれん償却費と成長投資による費用増加が利益を大きく圧迫。一方で、受注は好調を継続し、AI半導体関連の需要拡大という成長ドライバーが健在であることも確認できました。

私は浜松ホトニクスを「フィジカルAI時代のロボットの目」として位置付け、中長期の成長を期待して保有を検討しています。今回の決算を受けて、私が事前に立てていた投資仮説がどこまで当たったのか、そして今後の保有方針をどうするかを整理します。
結論を先に言うと、「新規買い・保有継続」です。ただし、2027年以降の収益化本格化という時間軸を理解した上での判断です。
【Q1決算サマリー】売上は微増も、利益は大幅減益

2026年9月期 第1四半期(2025年10月~12月)業績
| 指標 | Q1実績 | 前年同期比 | 通期計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 519億円 | +2.6% | 2,220億円 | 23.4% |
| 営業利益 | 24億円 | -43.9% | 172億円 | 14.0% |
| EBITDA | 75億円 | -19.6% | 399億円 | 18.8% |
| 純利益 | 27億円 | -33.5% | 143億円 | 18.9% |
通期業績予想: 変更なし(据え置き)
一見すると、売上は前年同期比+2.6%とほぼ横ばいですが、利益面では厳しい結果です。営業利益は前年比-43.9%、純利益は-33.5%という大幅な減益となりました。
営業利益率は4.6%まで低下(前年同期8.5%)。売上総利益率も45.6%と前年同期比2.7ポイント低下しています。
通期計画の進捗率を見ると、売上は23.4%とQ1としては標準的なペースですが、営業利益は14.0%と明らかに遅れています。これは「下期偏重」の構造を示しており、Q2以降で大きく挽回する必要があります。
私が事前に分析していた通り、「NKT Photonics買収に伴うのれん償却費と成長投資による費用増加」が主因です。では、私の予測はどこまで当たっていたのでしょうか?
【私の事前分析の答え合わせ】産業用好調・M&A負担の予測は当たったか?
Q1決算発表の前に、私は浜松ホトニクスの事前分析記事で、注目すべきポイントを整理していました。
✅ 予測①「NKT買収に伴う費用増が利益を圧迫する」
結果: 会社計画通りに推移
会社は2025年11月の決算説明会で、レーザ事業(NKT Photonics含む)について以下の計画を開示していました。
| 項目 | FY25実績 | FY26計画 | FY27計画 | FY28計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 224億円 | 256億円 | 282億円 | 355億円 |
| セグメント利益 | -43億円 | -43億円 | -23億円 | -11億円 |
つまり、FY26(今期)も赤字継続は織り込み済みであり、黒字化目標はFY28(2028年9月期)です。
今回のQ1決算では「売上総利益率低下による減少額15億円」「販管費・研究開発費増加額7億円」が利益変動要因として明記されていますが、これは会社が期初に示した計画の範囲内です。ネガティブサプライズではありません。
なお、FY25実績ベースでのM&A関連費用の内訳は以下の通りです。
| 項目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| のれん償却費 | +24億円/年 | NKT Photonics関連 |
| 研究開発費 | +42億円/年 | NKTP+31、FI+11 |
| 人件費 | +20億円/年 | NKTP+14、FI+5 |
| その他販管費 | +13億円/年 | NKTP関連 |
| M&A関連費用 合計 | +101億円/年 | – |
※NKTP = NKT Photonics社、FI = Fairchild Imaging社
会社は「NKT Photonics社ののれん償却を含めFY28黒字化を目指し、以降は当社利益増に大きく貢献」と明言しています。現在の利益圧迫は計画された先行投資コストであり、技術統合が進めば中長期で回収できると私は考えています。
✅ 予測②「産業用(AI半導体関連)が業績を牽引する」
結果: 的中
業界別売上高を見ると、産業用は181億円(前年同期比+4.6%)と堅調に推移。決算説明資料には以下の記載がありました。
「AI半導体需要の拡大を背景に、半導体検査装置向け光源・センサが好調」 「HBM向け故障解析装置が好調」 「データセンターおよびAIサーバー需要の拡大に伴い、サーバー向け基板の検査用X線源が好調」
私が事前分析で指摘した「フィジカルAIの成長に先立ち、まずAIインフラ(半導体・データセンター)向けが伸びる」というシナリオは、まさに現実となっています。
✅ 予測③「医用・バイオの回復には時間がかかる」
結果: 的中(ただし底打ちの兆候あり)
医用・バイオは159億円(前年同期比+10.2%)と数字上は伸びていますが、会社側は「大幅な回復には時間を要する見通し」と慎重な見方を示しています。
ただし、「底打ち」というキーワードが決算資料に登場しており、最悪期は脱したと会社が認識している点はポジティブです。私の事前分析では「医用・バイオの回復は2027年以降」と見ていましたが、底打ちが確認できたことで、回復が前倒しになる可能性も出てきました。
✅ 予測④「受注は堅調を維持する」
結果: 予想以上に好調
これは予想を上回る良いサプライズでした。決算資料には以下の記載があります。
「受注額は引き続き好調を継続」 「FY26売上計画に対する受注進捗も昨年以上に順調に推移」
受注は将来の売上の先行指標です。Q1時点で「昨年以上に順調」という表現は、通期計画達成に向けた自信の表れと受け止められます。
【業界別・地域別分析】成長分野と課題分野の明暗
浜松ホトニクスは6つの業界分野に製品を供給しています。それぞれの業績を見ていきましょう。
業界別売上高の詳細
| 業界 | Q1実績 | 前年同期比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 産業用 | 181億円 | +4.6% | AI半導体・HBM検査が牽引 |
| 医用・バイオ | 159億円 | +10.2% | 底打ち、ただし本格回復は先 |
| 分析 | 61億円 | -4.9% | やや軟調 |
| 学術研究 | 45億円 | -9.0% | 減少傾向 |
| 計測 | 30億円 | +23.7% | 大幅増 |
| 輸送 | 10億円 | -13.3% | 減少 |
成長ドライバーは「産業用」と「計測」です。特に産業用はAI半導体関連の需要が強く、今後のフィジカルAI市場拡大を先取りする形で成長しています。
計測分野の+23.7%増も注目に値します。これはデータセンターやAIサーバー向けの検査需要が含まれていると推測されます。
一方、学術研究(-9.0%)と輸送(-13.3%)は課題です。学術研究は政府の研究予算動向に左右されやすく、輸送(自動車向けLiDARなど)は自動運転市場の立ち上がりを待つ状況が続いています。
地域別売上高の詳細
| 地域 | Q1実績 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 109億円 | 21.1% | +3.7% |
| 北米 | 126億円 | 24.4% | +9.7% |
| 欧州 | 115億円 | 22.3% | -8.8% |
| アジア(うち中国) | 166億円(124億円) | 32.0% | +5.7%(+6.6%) |
北米とアジア(特に中国)が好調です。北米はAI・半導体投資が活発な地域であり、浜松ホトニクスの製品需要が旺盛です。中国も+6.6%と堅調で、米中対立の影響を受けながらも成長を維持しています。
一方、欧州は-8.8%と苦戦。NKT Photonicsを買収して欧州展開を強化したばかりですが、統合効果が出るにはもう少し時間がかかりそうです。
50歳を迎えた私は、資産運用について真剣に考え直す時期に差し掛かりました。これまで株式や投資信託で運用を続けてきましたが、より効果的な分散投資を目指して、新たにFXも取り入れることにしました。今回は、50代の私がなぜFXを始めたのか、そしてどんな方法で取り組んでいるのかをお伝えします。
50代の投資で大切にしている「中長期×分散×ほったらかし」の考え方
私の投資スタイルは「中長期分散投資」が基本です。50代という年齢を考えると、短期で大きなリターンを狙うよりも、時間を味方につけてじっくり資産を育てていく方が理にかなっていると考えています。
そして何より大切にしているのが「ほったらかし」であること。仕事では責任ある立場を任されていますし、大学生から中学生まで3人の子どもを持つ父親として、プライベートの時間も貴重です。毎日チャートに張り付いて値動きを追いかけるような投資は、私の生活には合いません。
株式は異業種への分散投資で安定を狙う
株式投資では、異なる業界の複数銘柄に分散投資するようにしています。ひとつの業界に偏ると、その業界全体が不調になったときに大きなダメージを受けてしまいます。IT、製造、サービス、金融など、異なるセクターに資金を振り分けることで、リスクを抑えながら着実にリターンを狙う戦略をとっています。
円資産だけで持つことがリスクだと感じた
株式や投資信託での分散投資を進める中で、ふと気づいたことがあります。私の資産のほとんどが「円建て」だということです。
日本株も、円で買う投資信託も、銀行預金も、すべて円。これは言い換えれば、円の価値に資産全体が左右されるということ。円高になれば海外資産の価値は目減りし、円安になれば輸入物価が上がって生活コストが増える。円だけで資産を持つこと自体がリスクではないか——そう感じるようになりました。
そこで目を向けたのがFXでした。ただし、私がやりたいのは「投機」ではなく「分散投資としてのFX」。高いレバレッジをかけて短期で利益を狙うのではなく、低レバレッジで複数の通貨に分散し、長期的な視点で通貨を保有するスタイルです。円高でも円安でも資産全体が大きく揺れないよう、通貨そのものを分散しておきたいという考え方です。
毎日コツコツ|米ドル・豪ドル・メキシコペソへの分散投資を実践中
現在、私は毎日決まった金額でアメリカドル、オーストラリアドル、メキシコペソの3通貨に分散投資しています。いわゆる「ドルコスト平均法」をFXでも実践しているイメージです。
米ドルは基軸通貨としての安定感、豪ドルは資源国通貨としての特性、メキシコペソは高金利通貨としてのスワップポイントの魅力があります。これらを組み合わせることで、単一通貨への偏りを避けながら、異なる経済圏への分散を実現しています。
100円から始められる松井証券のFXを選んだ理由
FXを始めるにあたって、私が選んだのは松井証券でした。選んだ理由はいくつかありますが、何より決め手になったのは「100円から取引できる」という点です。
一般的なFX会社では1,000通貨からの取引が多い中、松井証券は1通貨単位から取引可能。これにより、毎日少額ずつコツコツ買い増していく私のスタイルにぴったりでした。大きな資金を一度に投入するのではなく、時間を分散しながら無理のない金額で続けられるのは、50代の堅実な投資にとって大きなメリットです。
レバレッジは自分で選べる|低リスク運用に最適
松井証券のFXでは、レバレッジを1倍から25倍まで自分で選択できます。私は低レバレッジ(1倍〜3倍程度)で運用しています。これにより、為替が大きく動いたときでも慌てることなく、長期的な視点で保有し続けることができます。
FXというと「ハイリスク」のイメージを持つ方も多いと思いますが、レバレッジをコントロールすれば、株式投資と同じような感覚で通貨分散投資が可能になります。
自動売買機能で「ほったらかし投資」を実現
松井証券には「自動売買」機能があり、これが私の「ほったらかし投資」を強力にサポートしてくれています。あらかじめ設定したルールに従って24時間自動で売買してくれるので、仕事中も、子どもとの時間を過ごしているときも、寝ている間も投資機会を逃しません。
自動売買の良いところは、感情に左右されないこと。相場が急変したときについ焦って売買してしまう…という失敗を防いでくれます。そして特別な知識がなくても始められるシンプルな仕組みなので、FX初心者の方にもおすすめです。
手数料無料・業界最狭水準のスプレッドでコストを抑制
長期投資において見逃せないのがコストです。松井証券のFXは取引手数料が無料、自動売買の利用料も無料です。さらにスプレッドは業界最狭水準(※)なので、毎日少額ずつ取引する私のようなスタイルでも、コストを気にせず継続できます。
(※)2026年2月現在
スマホアプリとサポート体制で初心者でも安心
正直なところ、私もFXを始める前は不安がありました。でも松井証券は初心者でも使いやすいスマホアプリが用意されていて、直感的に操作できます。また、FX専用のサポートダイヤルが24時まで対応しているので、わからないことがあってもすぐに相談できる安心感があります。
松井証券は15年連続でサポート窓口の最高評価「三つ星」を獲得しているだけあり、サポート体制の手厚さは実感しています。
50代からでも遅くない|まずは小さく始めてみる
「人生に遅すぎることはない」——これは私がこのブログで大切にしているテーマです。50代からのFXも、決して遅くありません。むしろ、100円から始められる松井証券なら、小さくスタートして自分に合うかどうかを試すことができます。
株式、投資信託、そしてFX。複数の資産クラスに分散することで、これからの資産形成により安定感が生まれると感じています。同世代の皆さんも、まずは小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。
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【最大の焦点】通期計画は達成できるのか?
今回の決算で最も重要なのは、「会社が通期計画を据え置いた」という事実です。
通期計画達成に必要な残り3四半期の数字
| 指標 | Q1実績 | Q2-Q4で必要 | 前年Q2-Q4実績 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 519億円 | 1,701億円 | 1,615億円 | 1.05倍 |
| 営業利益 | 24億円 | 148億円 | 119億円 | 1.24倍 |
| 純利益 | 27億円 | 116億円 | 101億円 | 1.15倍 |
売上高は前年比1.05倍と達成可能なレベルです。しかし、営業利益は残り3四半期で148億円(前年比1.24倍)を稼ぐ必要があり、ハードルは低くありません。
会社が通期計画に自信を持つ理由(決算資料から読み取れること)
- 受注が「昨年以上に順調」に推移しており、売上の見通しが立っている
- 価格最適化に向けた交渉を実施中で、下期にかけて売上総利益率が改善する見込み
- 産業用(AI半導体関連)の好調が継続する見通し
- 医用・バイオの需要が底打ちし、回復に向かう
私が懸念しているリスク
- のれん償却費の負担が想定以上に長期化する可能性
- 欧州市場の低迷が続く場合、NKT買収のシナジーが遅れる
- 中国市場での価格競争激化が利益率を圧迫し続ける
- LiDAR・自動運転市場の立ち上がりが遅れる場合、輸送分野の回復が見込めない
【市場の反応】悲観と楽観が交錯する投資家心理
株価動向(2月5日)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 終値 | 1,784円(前日比+1.6%) |
| 高値 | 1,804円 |
| 安値 | 1,767.5円 |
| 出来高 | 約206万株 |
本日の株価は決算発表前の動きであり、決算内容を織り込んだものではありません。決算に対する市場の本格的な反応は、明日(2月6日)以降の株価で確認する必要があります。
なお、PTS(私設取引システム)市場では決算発表後に取引が行われており、掲示板では「1650円で指していたら約定した」「1658円で100株買った」といった投稿が見られます。これが正確であれば、PTSでは売りが先行している可能性があります。
Yahoo!ファイナンス掲示板の声(決算発表直後)
悲観派の意見:
「時価総額2500億くらいでもいいくらい絶不調だな」 「リストラしないの?どこもしてるよ」 「経営陣は年寄りばっかりなんだよな」
楽観派の意見:
「ここは2027年にとんでもない利益がでる会社なのよ。今はその準備を着実に進めているっていう素晴らしい活動内容を公表した決算と評価してます。明日以降もしっかり仕込まさせていただきます」 「派手に売り上げや利益を上げられる分野もあれば、そうでない分野もある。世の中に必要な分野のリーディングカンパニー。下げたとしても期待!」
掲示板の反応を見る限り、悲観と楽観が二極化している状況です。短期トレーダーは営業利益44%減という見出しに反応して売りを検討し、長期投資家は「仕込みの好機」と捉えている構図が読み取れます。
明日以降の株価で注目すべきポイント
- 寄り付きでギャップダウン(窓を開けて下落)するか? → 市場がネガティブに反応した証拠
- 売り一巡後に買いが入るか? → 押し目買い需要の確認
- 出来高が急増するか? → 投資家の関心の高さを示す
アナリストの評価
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コンセンサス評価 | 「買い」 |
| レーティング | やや強気~強気 |
| 目標株価 | 1,900円(日系中堅証券・1月9日付) |
アナリストは全般的に強気を維持しています。みずほ証券のレポートでは「防衛需要にも注目」との言及があり、国策関連としての期待も高まっています。
個人投資家の予想(みんかぶ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 総合予想 | 売り |
| 予想株価 | 1,283円(現在値より約500円下) |
| 買い予想 | 116件 |
| 売り予想 | 16件 |
件数では「買い」が圧倒的ですが、予想株価が1,283円と大幅な下落を見込む声もあり、意見が二極化しています。短期トレーダーは利益減少を警戒し、長期投資家は仕込みの好機と捉えている構図です。
【投資判断】買い継続の理由と、次の決算で見るべきポイント
私の判断:新規買い・保有継続(ただし時間軸を理解した上で)
今回の決算を受けて、私は「新規買い・保有継続」を判断しました。理由は以下の4つです。
理由①:事前に予測していたシナリオ通りの展開
私が事前分析で指摘した「NKT買収によるのれん償却負担」「産業用(AI半導体)の好調」「医用・バイオの回復遅れ」は、ほぼ予測通りの展開となりました。Q1決算は「想定の範囲内」であり、パニック売りする理由はありません。
理由②:受注好調という「先行指標」が健在
最も重要なのは、受注が「昨年以上に順調」という点です。これは将来の売上・利益の先行指標であり、通期計画達成への自信を裏付けています。
理由③:フィジカルAIの成長ストーリーは不変
AI半導体向けが好調であることは、フィジカルAI(ロボット・自動運転・ドローン)市場の立ち上がりに向けた布石です。浜松ホトニクスが「ロボットの目」として世界シェア90%を握る光センサー技術は、この成長を享受できるポジションにあります。
理由④:財務健全性が投資余力を担保
自己資本比率70.7%、現金保有約900億円という堅固な財務基盤が、成長投資を支えています。200億円の自社株買い(既に約98億円実施済み)も、株主還元への姿勢を示しています。
次の四半期決算(2026年5月発表予定)で必ず確認すること
ただし、「買い継続」は次の決算での確認が前提です。以下の4点を必ずチェックします。
✅ チェック①:売上総利益率が改善に転じたか?
会社は「価格最適化に向けた交渉実施、下期にかけて売上総利益率改善へ」と述べています。Q2以降で45.6%から47%台への回復が見られるかが鍵です。
✅ チェック②:受注の好調が継続しているか?
Q1で「昨年以上に順調」だった受注が、Q2でも継続しているか。受注が減速すれば、通期計画の下方修正リスクが高まります。
✅ チェック③:レーザ事業(NKT統合後)の収益化が進んでいるか?
事前分析では「レーザ事業で2027年度に年間120億円以上の営業利益」を目標としていました。その進捗状況を確認します。
✅ チェック④:医用・バイオの「底打ち」から「回復」へ移行したか?
Q1では「底打ち」という表現でしたが、Q2以降で実際に売上・利益が前年を上回るかどうかが重要です。
まとめ|フィジカルAI時代に向けた「仕込みの時期」
今回のQ1決算は、私が事前に予測していたシナリオとほぼ一致する内容でした。
「NKT買収によるのれん償却と成長投資で利益が圧迫されるが、受注は好調で産業用(AI半導体)が牽引する」
という構図は、決算資料の記載からも明確に読み取れます。
決算発表当日の株価が大きく下げなかったのは、市場が「減益は織り込み済み、問題は通期計画を達成できるか」と判断しているからでしょう。私も同感です。
本当の勝負は2027年以降です。私の事前分析では、NKT買収のシナジー効果が本格化し、量子コンピュータ・LiDAR・半導体製造装置という3つの成長市場でポジションを確立するのは2027年以降と見ています。
50代からの投資において、私が大切にしているのは「自分なりの仮説を持ち、時間軸を理解した上で投資する」ことです。今回の決算は、短期的には厳しい数字ですが、中長期の成長ストーリーは崩れていません。
「人類未知未踏」という浜松ホトニクスの理念に共感し、フィジカルAI時代の「ロボットの目」として世界を支える企業だと信じているからこそ、短期の業績ブレに動揺せず、長期目線で保有を続けます。
次の四半期決算で、私の投資仮説が正しかったのかどうか、検証を続けます。それまでは、この「仕込みの時期」を活用して、押し目があれば買い増しを検討していきます。
※投資は自己責任でお願いいたします。本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。


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