50代のリアルポートフォリオ|大同特鋼を+156%で利益確定、それでも全体は+12.61%へ後退

※免責:本記事は筆者の運用記録・見解であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

先週「含み益+15%台を回復」と振り返ったポートフォリオ。今週はその勢いが一転して大きく後退し、総合評価額675.0万円、含み損益+75.6万円(+12.61%)。先週の690.4万円・+91.7万円(+15.32%)から、評価額▲15.4万円、含み損益▲16.1万円、含み損益率▲2.71ptと、今年でも有数の大きな調整週となりました。

ただし今週は、攻めと守りの両面で前向きな判断もありました。ひとつは、含み益率+150%超まで育った最強銘柄大同特鋼(5471)を一部利益確定したこと。もうひとつは、下げ相場の中で高砂熱学(1969)・大気社(1979)・ソニーグループ(6758)を新規/買い増しし、ポートフォリオを78銘柄に拡大したことです。

50代・会社員・3児の父。55歳までに投資資産1億円を目指す道のりを、今週も包み隠さず記録します。


目次

運用成績サマリー|先週との比較

項目先週今週変化
総合評価額6,904,108円6,750,058円▲154,050円
含み損益合計+916,985円+755,683円▲161,302円
含み損益率+15.32%+12.61%▲2.71pt
保有銘柄数(株式)77銘柄78銘柄+1銘柄

先週は+15%台まで回復していましたが、今週はその反動を大きく超える調整。含み損益率は+12.61%まで低下し、+15%圏を割り込みました。1週間で含み益が▲16.1万円も削られた背景には、後述するAnyMind・浜松ホトニクスという「2大ポジション」の同時調整があります。

それでも年初来で見れば依然プラス12%超の水準です。「上げの週も下げの週も淡々と」というスタンスで、内訳を冷静に確認していきます。


口座別の含み損益|守りの投信が下落を一部吸収

口座区分先週含み損益今週含み損益変化
株式(特定口座)+4,041円+5,259円+1,218円
株式(NISA成長枠)+265,416円+135,464円▲129,952円
投信(特定口座)+84円▲29円▲113円
投信(NISA成長枠)+127,250円+104,461円▲22,789円
投信(つみたて枠)+520,194円+510,529円▲9,665円
合計+916,985円+755,683円▲161,302円

今週の下落の主因は明確で、NISA成長枠の株式が単独で▲13.0万円と全体を大きく押し下げました。中心となったのはAnyMind(5027)と浜松ホトニクス(6965)の急落です。

一方で、投信つみたて枠は▲9,665円、投信NISA成長枠は▲22,789円と下げ幅が限定的で、株式ほど崩れませんでした。「攻めの個別株が崩れる週ほど、守りのインデックス・ゴールドが効く」という分散の意味が、今週も改めて確認できました。

なお、株式(特定口座)だけは+1,218円とプラス。新規買い付けした高砂熱学(1969)が+9.72%と好発進したことが寄与しています。


今週の売買|大同特鋼を+156%で一部利確、3銘柄を仕込む

下げ相場の今週、まず動いたのが含み益率+150%超まで育った最強銘柄・大同特鋼(5471)の利益確定です。

取引銘柄口座株数約定単価概算
売却(利確)大同特鋼(5471)NISA成長枠5株2,907円約14,535円

NISA成長枠で保有していた21株のうち5株を株価2,907円で売却し、約14,535円を利益として現金化しました。残りは16株。下げ相場の中で、伸びきった銘柄の利益を一部確保しつつ、上昇余地は残すという、含み益を守りに行く今週らしい判断です。

その上で、相場全体が調整する局面で次の3銘柄を新規/買い増ししました。

銘柄口座数量取得単価現在値含み損益含み損益率
高砂熱学(1969)特定6株4,648円5,100円+2,712円+9.72%
大気社(1979)特定1株4,825円4,950円+125円+2.59%
ソニーグループ(6758)特定6株3,453円3,199円▲1,524円▲7.36%

空調・設備関連の高砂熱学(1969)と大気社(1979)、そして大型優良株の**ソニーグループ(6758)**を組み入れ。高砂熱学は+9.72%と好スタートを切った一方、ソニーは取得直後の調整で▲7.36%とマイナス発進となりました。「伸びた銘柄は淡々と一部利確し、調整した銘柄は淡々と仕込む」——この循環を今週も貫きました。


日本株ポートフォリオ|含み益トップ・ワーストの動き

含み益トップ|浜松ホトニクスが急落、それでも首位は不動

銘柄保有数先週含み損益今週含み損益含み損益率
浜松ホトニクス(6965)366株+355,935円+292,800円+43.84%
INPEX(1605)39株+54,873円+49,062円+60.11%
セレンディップ(7318・NISA)44株+48,444円+43,120円+81.53%
大同特鋼(5471・NISA)16株+31,280円+28,464円+156.88%
メルカリ(4385)18株+27,828円+25,902円+61.92%
リケンNPR(6209・NISA)11株+11,286円+11,176円+35.23%

今週最大の下落要因のひとつが、首位の浜松ホトニクス。 株価2,797.5円→2,625円と▲6.2%の急落で、含み益は+35.6万円→+29.3万円へと一気に▲6.3万円縮小しました。それでも含み損益率+43.84%、含み益約29万円は依然として圧倒的な首位です。366株という厚いポジションだけに、株価の振れがそのまま含み損益の振れになる典型例です。

**セレンディップ(7318)**も含み損益率が先週+91.6%から+81.53%へ後退。前日比▲6.11%と調整し、含み益は+48,444円→+43,120円へ。ダブルバガー目前で足踏みが続きます。

注目は大同特鋼(5471)。今週5株を利確した残り16株が、含み損益率**+156.88%**とポートフォリオ最強の倍率を維持しています。先週の+131%から倍率が上がって見えるのは、一部利確によって相対的に取得単価の重い分が減り、高倍率分が残ったためです。**INPEX(1605)**も+60%超を保ち、資源・素材セクターの底堅さが下げ相場の支えになっています。

含み損ワースト|AnyMindが最大の重し、Globeeの悪化も

銘柄保有数先週含み損益今週含み損益含み損益率
AnyMind(5027)2,250株▲105,750円▲171,000円▲15.51%
グリッド(5582・NISA)37株▲27,861円▲27,195円▲29.27%
MacbeeP(7095)13株▲19,097円▲19,474円▲58.84%
Arent(5254)84株▲36,624円▲19,404円▲6.06%
Globee(5575・NISA)415株▲8,300円▲17,430円▲6.54%
ウォンテッドリー(3991)38株▲14,326円▲14,554円▲29.85%

今週、含み損を金額ベースで最も拡大させたのがAnyMind(5027)。株価443円→414円(▲6.55%)の下落で、含み損は▲105,750円→▲171,000円へと一気に▲6.5万円も膨らみました。2,250株という突出した最大ポジションゆえに、わずか29円の株価変動が含み損益に▲6.5万円という巨大なインパクトを与えています。含み損益率はまだ▲15.51%と他のワースト銘柄ほど深くはないものの、ポジションサイズの大きさが「諸刃の剣」として表れた典型例です。

もうひとつ注意したいのがGlobee(5575)。先週▲8,300円だった含み損が▲17,430円へと▲9,130円拡大。株価622円→600円(▲2.44%)の下落でしたが、415株の大口ポジションのため影響が大きく出ました。AnyMind・浜松ホトニクスに次ぐ、今週3番目の下落要因です。

ワースト常連の**MacbeePlanet(7095)**は▲58.84%とさらに悪化し、底打ちの兆しは依然見えません。**グリッド(5582)**も▲29%台の含み損が継続しています。

一方で改善が目立ったのがArent(5254)。先週▲36,624円だった含み損が▲19,404円まで縮小し、▲17,220円もの回復。含み損益率も▲11.44%→▲6.06%へと改善し、ワースト圏からの脱出が視野に入ってきました。


投資信託|守りの主力は底堅く、つみたてNISAは小幅調整

つみたてNISA(5本)|S&P500・全世界が下支え

ファンド今週評価額含み損益含み損益率先週比
eMAXIS Slim S&P5001,012,538円+217,534円+27.36%▲1,642円
eMAXIS Slim 全世界826,876円+191,854円+30.21%▲3,901円
eMAXIS Slim 新興国280,862円+90,859円+47.82%▲1,423円
日経平均高配当利回り141,673円+8,765円+6.59%▲2,573円
イノベーション・AI7,016円+1,516円+27.56%▲126円
合計2,268,965円+510,529円+29.03%▲9,665円

個別株が崩れた一方で、つみたてNISAの下げ幅は▲9,665円と限定的。含み益は+52.0万円→+51.1万円へとわずかに後退したものの、+29%台の高い含み損益率はしっかり維持しています。

主軸のeMAXIS Slim S&P500は含み益+21.8万円・+27.36%とほぼ前週並み。オールカントリーも+19.2万円・+30.21%と高水準で、米国・全世界株インデックスの2本柱が個別株の急落を相当程度打ち消してくれました。「個別株で攻めて、インデックスで守る」という構成が、今週も機能した格好です。

NISA成長投資枠・投信(8本)|ゴールドが+27.79%を維持

ファンド今週含み損益含み損益率先週比
ゴールドファンド(為替H)+49,751円+27.79%▲19,522円
はじめてのNISA全世界+25,819円+43.03%▲403円
Tracers高配当50+21,116円+39.54%▲2,254円
SBI日本高配当+13,288円+49.55%▲656円
SMTAMインド▲1,755円▲2.51%+775円
インドネシア▲3,629円▲18.14%▲836円
たわらインド▲162円▲1.53%+99円
中国A株+33円+8.20%+7円

このカテゴリは全体で▲22,789円の調整。最大の要因は**ゴールドファンド(為替ヘッジあり)で、含み益が+69,273円→+49,751円へと▲1.9万円縮小しました。ただし含み損益率は依然+27.79%**と高く、中央銀行の金購入や米財政赤字懸念といった構造的な下支え要因に変化はありません。短期的な利益確定の動きと捉えています。

高配当系(Tracers高配当50、SBI日本高配当、はじめてのNISA全世界)は小幅な調整にとどまり、それぞれ+39〜49%台の高い含み損益率を維持。インド・新興国系は依然マイナス圏ですが、SMTAMインドとたわらインドは小幅改善しました。なお特定口座の投信は、auAMレバレッジ・ハンセン中国ファンドが▲17.25%→▲25.60%へ悪化したことで、カテゴリ合計が+84円→▲29円と小幅ながらマイナスに転落しています。


米国株アルファベット(GOOGL・GOOG)|ドル建てで調整、利益は縮小

銘柄口座数量取得単価(USD)現在値(USD)含み損益(USD)
GOOGL(A株)NISA3株289.79337.39+142.80 USD
GOOG(C株)NISA2株296.11334.69+77.16 USD
NISA小計5株+219.96 USD
GOOGL(A株)特定1株359.17337.39▲21.78 USD
SBCメディカル(SBC)特定10株3.093.30+2.10 USD

NISA枠のアルファベットは、GOOGLが368.03→337.39ドル、GOOGが367.46→334.69ドルといずれもドル建てで明確な調整。含み益は先週の+377.42 USD(+25.82%)から+219.96 USD(+15.05%)へと大きく縮小しました。

加えて今週は、特定口座でGOOGL(A株)を1株、SBCメディカルグループ(SBC)を10株新たに保有。GOOGLは取得タイミングの関係で▲21.78 USDのマイナス発進、SBCは+2.10 USDの小幅プラスでスタートしています。Alphabetの「AIの頭脳」テーマは健在で、今回の調整は次の買い場として観察を続けます。


外貨建資産|3通貨そろって含み益を維持

通貨購入残高(円)今週評価額(円)差引損益金先週評価額
米ドル225,188円231,707円+6,519円220,723円
豪ドル50,035円50,212円+177円48,562円
メキシコペソ50,043円51,436円+1,393円49,368円
合計325,266円約333,355円約+8,089円318,653円

外貨建資産は3通貨すべてが含み益を維持。米ドルは買い増しもあり残高1,360→1,423ドルへ増加し、評価額は約23.2万円、差引損益+6,519円。豪ドル・メキシコペソもそれぞれプラスを確保しました。為替分散と外貨建ての利息収入を狙った地道な積み上げは、株式が調整した今週も着実にプラスを維持してくれました。


ソフトバンク社債200万円|変わらぬアンカー

銘柄保有額利率償還日
ソフトバンクグループ社債(第67回)2,000,000円3.98%2032/12/08

ポートフォリオ全体675.0万円の約29.6%を占めるアンカー。年間約8万円の確定利息を生み出します。今週のように株式が大きく調整した週こそ、この「動かない200万円」の存在が精神的な安定剤になります。


今週の総括|+15%圏を割り込むも、利確と仕込みで前進

今週の3つの学び

1. 大口ポジションは「下げの週」に牙をむく 今週の▲16.1万円の含み益縮小は、その大半がAnyMind(▲6.5万円)・浜松ホトニクス(▲6.3万円)・Globee(▲0.9万円)という大口3銘柄の調整によるもの。2,250株・366株・415株という厚いポジションは、上にも下にも同じだけ振れます。特にAnyMindは株価わずか▲29円で含み損が▲6.5万円拡大しており、ポジションサイズの見直しは最優先の宿題です。

2. 分散の真価は、やはり「下げの週」に現れる NISA成長枠の株式が▲13万円と崩れる中でも、つみたてNISA(▲1万円弱)と外貨建て資産(+8千円)が踏みとどまり、全体の後退を▲16.1万円に抑えました。攻めと守りのバランスが効いている証拠です。

3. 下げ相場こそ「利確」と「仕込み」を両立させる 今週は含み益率+156%の最強銘柄・大同特鋼を一部利確して利益を現金化する一方、高砂熱学・大気社・ソニーグループを新規/買い増しし、78銘柄に拡大しました。「伸びきった銘柄は淡々と一部利確し、調整した銘柄は淡々と仕込む」——この循環こそが、長期で資産を積み上げる土台になると考えています。

来週の注目ポイント

  • AnyMind(5027)が400円台前半で下げ止まり、再び500円回復を目指せるか
  • 浜松ホトニクスが2,700円台を回復し、再び上昇トレンドに乗れるか
  • Globee(5575)の下落が止まるか
  • 一部利確した大同特鋼(5471)が残り16株でさらに上値を伸ばせるか
  • セレンディップ(7318)が含み益率+80%圏を維持し、ダブルバガーを狙えるか
  • ゴールドの調整が一巡し、再び+30%圏に戻せるか
  • 新規買い付けした高砂熱学・大気社・ソニーが含み益を伸ばせるか

おわりに|+12%圏を守れた1週間

含み損益+75.6万円、含み損益率+12.61%。先週「+15%台」から今週は大きく後退しました。それでも、年初来でプラス12%超を維持し、しかも最強銘柄の一部利確で利益を現金化できた事実を考えれば、この程度の調整は上昇相場につきものの健全な振れ幅と捉えています。

「上がっても淡々と、下がっても淡々と」——このスタンスを崩さずに、来週も記録を続けます。

それでは、また来週のポートフォリオ振り返りでお会いしましょう。

※本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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この記事を書いた人

こんにちは、「じょーじ(50)」です。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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