これまでは“便利な場所”を選んできた。これからはドキドキ、ワクワクできる場所で暮らしたい。

2025年9月に50歳になりました。
仕事も家庭もようやく落ち着き、少しだけ自分の時間を意識できるようになりました。

いまは都心部まで電車で10分強、最寄り駅までは徒歩3分という、利便性を最優先に選んだ場所に暮らしています。
職場までもドアツードアで30分弱。子どもたちが通う大学・高校・中学までも20分圏内です。
近くには百貨店やショッピングセンター、スーパー、病院もそろっていて、便利な環境に暮らしているなと感じます。

日々の生活に不自由はなく、スケジュール通りにすべてが回る。
そんな環境で長く暮らしてきましたが、50歳になり将来のことを考える時間が出来ました。

今後10年前後で会社員は引退したいと考えています。そうなった時に自分はどこで、どんなふうに暮らしたいのだろう。


これまでは“便利さ”を軸に暮らしを選んできました。
でも、これからは“気持ち”を軸に選んでもいいのかもしれないと考えました。

便利であることも大切ですが、心がドキドキ、ワクワクするような場所で、自分らしく暮らしてみたい――そんな想いが、少しずつ芽生えてきました。

「やりたいこと」より「やるべきこと」におわれた日々が続いてきました。
でも最近、少しずつ時間や心に余裕ができてきて、「やりたいこと」で頭の中がいっぱいになってきました。

そして何より、家族との時間を大切にしたいと感じています。
大学4年生・高校1年生・中学2年生の3人の子どもたちと一緒に過ごせる時間は、もうそれほど多くありません。
家族で行ける旅行を楽しみながら、子どもたちが独立するまでの限られた時間を一緒に味わいたい。
そんな気持ちが、最近少しずつ強くなってきました。

目次

第1章 「やるべきこと」から「やりたいこと」へ

子どもたちが小さい頃は、毎日が本当にあっという間でした。
朝は仕事の前に子供を保育園に送り届け、夜は仕事から帰宅する頃には、家族は全員寝ていて起こさないように静かに1人で晩酌をする毎日でした。

「やりたいこと」よりも、「やるべきこと」で頭の中が埋まっていました。

家族を守ること、仕事を続けること、子どもの進路を考えること。
それらは間違いなく大切なことでしたし、充実もしていました。
でも、いつしか“自分自身の人生”を考える時間は後回しになっていました。

そんな日々の中で、ようやく少しずつ時間と心に余裕ができてきたのが、50歳を迎えた今です。
子どもたちが自分の道を歩み始め、仕事も自分のペースで取り組めるようになりました。

「もう一度、自分の心が動くようなことをしてみたい。」

そんな時に息子が、就職活動で第一志望の会社から内定をもらい、大満足で就職活動を終えました。私は思わず提案しました。

もし行きたいと思うなら、就職祝いと卒業祝いとして世界一周をプレゼントするよ

ただの観光旅行ではありません。私は息子にこう伝えました。

世界中を自分の目で見て、感じて、現地の人々と交流する旅をして欲しい

社会に出る前に、自分の目で世界を見て、肌で感じる経験を積んでほしかったのです。

息子はその提案を受け入れ

是非、世界一周に挑戦させて欲しい!3ヵ月行きたい!

と決断しました。

3ヵ月も行くの?夏休みって2ヵ月くらいじゃないの?

行きたい国をリストアップしてコースを検討した結果、3ヵ月は必要だとのこと。

単位は取れてるか3ヵ月行かせて欲しいとのことでOKしました。

息子が世界一周に出発して2ヵ月強になります。息子はInstagram毎日の旅の様子を投稿しています。
訪れた国々の景色、現地の人々との交流、体験したさまざまな出来事――。

毎日Instagramを見ていて

正直に言うと、私は羨ましい気持ちでいっぱいです。自分もまだ見ぬ世界を、息子は今まさに歩いている。羨望と同時に、少し胸の奥がくすぐられるような、懐かしい好奇心が蘇る感覚も覚えました。

第2章 家族と過ごすかけがえのない時間

成長する子どもたちと少なくなる家族の時間

子どもたちが成長するにつれて、家族で一緒に過ごせる時間は自然と少なくなっていきます。大学生や高校生、中学生になると、部活や塾の季節講習、友人や恋人との旅行など、家族以外の予定が増えてきます。家族の優先度は少しずつ下がり、それもまた成長の証です。

家族で一緒に過ごすのが当たり前だった

子どもたちが保育園に通っている頃は、毎朝一緒に保育園に送り、奥さんが急な残業が入ったら迎えにも行き、朝食や夕食は家族全員で食卓を囲み、家族で一緒に過ごすのが当たり前でした。

夏には伊豆半島や千葉の外房、軽井沢などに、冬はスキー場に家族旅行に行くのが当たり前でした。

こんな日常が、ずっと続くと思っていました。



家族旅行で感じるかけがえのなさ

でも、子どもたちも自分の道を歩き始め、家族旅行でも、誰かが来れないなんてことが増えました。

夕食の時間にも全員が帰宅して一緒に食事をする機会も減り、今までの日常が日常でなくなる日を意識しました。

だからこそ、家族と向き合う時間が、以前よりも価値のあるものに感じられるようにもなりました。

特に最近は、家族で旅行に出かけることの喜びを改めて実感しています。

普段は忙しくて気づかない小さな会話や笑顔、ふとしたしぐさ――それらすべてが宝物のように感じられます。

長男が大学を卒業する前に、一緒に過ごせる時間は限られています。娘や次男も、あと数年で自分の生活リズムや友人関係に時間を費やすようになるでしょう。

今この瞬間を大切に

だからこそ、今この瞬間を大切に、家族と一緒に過ごす時間をできるだけ増やしたいと強く思うようになりました。旅行やちょっとした週末の外出も、ただのレジャーではなく、家族の思い出を積み重ねる大切な時間です。

家族の笑顔、ふとした会話、肩を並べて歩く感覚――そうした小さな瞬間が、後になって振り返ったときに人生の宝物になると感じています。子どもたちの成長は早く、あっという間に独立してしまうでしょう。その前に、できるだけ多くの「一緒の時間」を重ねておきたいと思います。

第3章 ドキドキ、ワクワクできる場所で暮らす

家族との時間の使い方を考える中で、自分自身の時間も大切にしたいと考えるようになりました。

利便性を優先して選んできた暮らしは快適ですが、心が震えるような体験や新しい刺激は少ないことにも気づきました。50歳を迎え、これからの人生を意識しだした今「便利さ」だけでなく、「ワクワクできる暮らし」の価値が見えてきます。

仕事や子育ての制約が少しずつ減った今だからこそ、自分が本当に心惹かれる場所で、家族とともに過ごす時間を楽しみたい。便利さよりも、五感が刺激される生活、心が躍る経験、未知の人や文化と出会える環境――そんな暮らしを選ぶ自由が、50代からの人生にはあるのだと感じます。

そんなことを考えるようになってから、少しずつ休日の過ごし方が変わりました。
これまでは“空いた時間に出かける”だったのが、“行きたい場所を見つけて出かける”に変わってきたのです。

気になっていた地方のカフェや、古民家をリノベーションした宿に泊まってみたり、移住体験ができるエリアを訪ねてみたり。
そうした小さな行動が、次の暮らしを考えるヒントになっていきました。

旅先で出会う人たちは、都会のような効率優先の生活から少し離れ、自分のペースで日々を楽しんでいるように見えます。自然と触れ合い、人と支え合い、季節の変化を感じながら暮らす。
その姿を見ていると、「暮らす場所を選ぶこと」は、人生を選ぶことそのものなのだと実感します。

なんだかんだ仕事中心の生活をしていると、首都圏が便利ですし、友人も多く、“首都圏で暮らす”ことが当たり前になっていました。正直、首都圏以外に住むという選択肢は、これまで頭の中にほとんどありませんでした。
でも、50歳を迎えたいま、少しずつ視野が広がってきています。
便利さに囲まれた暮らしも良いけれど、それだけでは得られない豊かさもあるのかもしれない――そう思うようになりました。

朝起きて窓を開けた時に見える景色、歩いて出会う人との会話、週末に訪ねるお気に入りのカフェ。
そんな日常のひとつひとつに、心が動く暮らしをしてみたい。

50代は、まだ“終わり”ではなく、“もう一度、自分を動かす”タイミング。
子育てと仕事の節目を迎えた今、これからの住まいをどう選び、どんな風に生きたいのか。
その答えを探す旅が、私の次のテーマになりそうです。

第4章 “旅するように暮らす”という選択

便利さを求めて住んできた都会の生活は快適でした。
しかし、ふと立ち止まって考えると、私の心が動く瞬間は、いつも“非日常”の中にありました。

海辺の小さな宿で飲む朝のコーヒー。
地方の温泉宿で、見知らぬ宿主と交わした会話。
旅先で感じる空気の匂い、静けさ、星空の深さ――。

そんな時間にこそ、「生きている」実感がありました。

移住と旅行の中間、“二拠点生活”という生き方

最近では、完全移住ではなく「週末だけ地方で過ごす」「季節ごとに滞在先を変える」など、旅と暮らしの中間にあるライフスタイルを選ぶ人が増えています。

私も、そんな「旅するように暮らす」生き方に強く惹かれるようになりました。
テレワークが定着し、住む場所に縛られなくなった今こそ、実現できる選択肢です。

📍おすすめ情報:二拠点生活の第一歩に便利な「お試し移住」
各自治体が実施する「移住体験住宅」「ワーケーション支援プラン」は、Airbnbふるさと回帰支援センターのサイトでも情報が掲載されています。

第5章 50代からの“新しい旅”の形

50歳を過ぎてからの旅は、若い頃とはまったく違います。
「何を見たか」よりも、「何を感じたか」。
そして「誰と過ごしたか」が、旅の価値を決めるようになります。

1. 旅を通じて“心を整える”

私と妻が最近ハマっているのが「リトリート旅」
自然の中で、デジタルから少し距離を置き、自分の心と向き合う時間を持つ旅です。
ヨガや瞑想リトリート、森の中のワーケーション施設など、心と体をリセットできる場所が増えています。

※リトリート旅は、忙しく過ごす日常生活から一時的に離れ、心身をリフレッシュして自分と向き合う時間を過ごす旅のことです。

💡おすすめ:リトリート施設を探すなら「Relux」や「一休.com
→ “大人の一人旅特集”や“ウェルネス宿泊プラン”で検索。

2. 旅×学び=“知的好奇心の旅”

私は旅行先を決める時、ただの観光地よりも「学び」「体験」を重視しています。

たとえば――
・熊野古道で“祈りと自然の関係”を感じる旅
・金沢で伝統工芸や食文化を学ぶ旅
・沖縄でサンゴ保全ボランティアに参加する旅

ちなみに、今年の夏は人生初の「青森ねぶた祭」に参加して、息子と2人で「跳人(ハネト衣装(正装)を着て、ねぶたと一緒に街を練り歩く人)」にも挑戦しました。

旅は、心を動かすだけでなく、“人生を広げる教材”になるのです。

3. 50代からの“快適な旅”の工夫

若い頃のように“安さ”を最優先にする旅からは卒業しました。
むしろ、体の変化や疲れやすさを考慮して「快適さ」こそが旅の満足度を左右します。

私が持っている「ソニー(SONY) ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM5」は音質を高く、外音取り込みが素晴らしいと感じています。また、ノイズキャンセリング機能も優れており、音漏れなし、飛びなし、操作性も良いです。

✈️旅の準備リスト
→ 国内・海外ホテル予約ならアゴダ「agoda(アゴダ)
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第6章 “暮らし方”を選び直す旅へ

息子が世界一周に出て、私は「彼が見ている世界」を、画面越し(Instagram越し)に追いかけています。
その姿を見ながら思いました。

「もう一度、自分の目で世界を見てみたい。」

息子のようにバックパックを背負った世界一周をする自信はありません。。。
50代の旅は、肩肘を張らずに“自分を取り戻す時間”であればいい。
それが、たとえ近場でも、心が動けば立派な旅です。

小さな一歩を踏み出す勇気

次の休日、近場の温泉地でもいい。
憧れていた離島でもいい。
“行ってみたい”と思った場所に、まずは行ってみる。
それが、50代の「旅のはじまり」にふさわしいと思います。

旅を通じて、人と出会い、景色を見て、心が動く。
その経験が、人生の次のステージへと導いてくれるはずです。

終章 50代からの“心が動く人生”を

便利な暮らしは、やはり快適です。
駅まで徒歩3分、通勤30分、買い物も医療もすぐそこにある。
長年、家族の生活を支えてくれたこの街には、たくさんの思い出があります。
子どもたちの成長も、この街とともにありました。

正直に言えば、私は都会も好きです。
人のエネルギーを感じられるし、新しいサービスやカルチャーに触れられる刺激もある。
季節ごとに街が変化し、行きつけの店で顔見知りと軽く挨拶を交わす――そんな日常も心地いい。
この便利さやテンポの良さは、やはり都会ならではの魅力だと思います。

ただ、その一方で、自然の中でゆっくりと流れる時間にも惹かれます。
朝日を見ながらコーヒーを淹れ、季節の風を感じながら散歩する。
そんな“何もない時間”の中にこそ、本当の豊かさがあるような気がしています。

だからこそ、今の私にとって現実的なのは「どちらも手放さない暮らし」。
都会の便利さも、地方や自然の静けさも、両方を味わう“二拠点生活”という選択肢です。
たとえば平日は都心で仕事をし、週末は海や山の見える町で過ごす。
あるいは、季節ごとに滞在する場所を変える。
そんな暮らし方を、子どもたちが独立し始めたこのタイミングで、少しずつ試してみたいと思っています。

旅というのは、これまで私にとって「日常から離れる時間」でした。
でも今は、「旅を通してこれからの“日常”を探す時間」になりつつあります。
旅先で出会う人々の暮らしや、その土地の空気に触れるたびに、
“ここで暮らすとしたら、どんな毎日になるだろう?”と想像する自分がいます。

そんなふうに、旅は私にとって「暮らしのリハーサル」になってきたのかもしれません。
心が動いた土地を少しずつ訪ね、実際に短期滞在してみる。
その積み重ねの先に、自分にとっての“ちょうどいい生き方”が見えてくる気がします。

もちろん、二拠点生活にしても、将来的な国内外移住にしても、お金が必要です。
それも“老後資金”のような守りのお金ではなく、“攻めの資金”――
つまり「自分の夢を叶えるための資金」をどう作るかが、これからの課題です。

だからこそ、私は50歳の今こそ、「投資」や「副業・起業」に本格的に向き合ってみようと考えているのです。

「Journey from 50」では、実際に私が取り組んでいる資産づくりのプロセスや、副業・起業のリアルもすべて公開していきます。

(→ 投資のリアル体験記事はこちら / 副業・起業チャレンジの記事はこちら

便利な都会での暮らしも、自然の中での穏やかな時間も、
どちらも自分にとって“本当の幸せ”を見つけるための大切な要素。
そして、どちらを選ぶにしても、自分の意志で選べるだけの“余白”と“自由”を手に入れたい。

50歳からの旅は、単なる旅行ではありません。
それは「もう一度、自分を生き直す」ための旅。
心がドキドキ、ワクワクするような瞬間を追いかけながら、
この先の暮らしを、自分の手で丁寧に描いていきたいと思います。

旅行お役立ちサービス

ホテル予約

自分の条件に合わせて、ホテルや旅館を探して予約できるサービス

交通+宿泊予約

航空券や新幹線など、現地までの交通チケットと宿泊先をまとめてお得に予約できるサイト

空港送迎

空港から自宅・ホテル・会社への送迎をしてくれるサービス

現地ツアー・交通

息子の世界一周旅行を一緒に計画している時に見つけたのがKKdayです。KKdayは海外オプショナルツアーのオンライン予約サイトですがオプショナルツアーだけでなく現地の鉄道チケットとかも購入出来ます。

世界各地80カ国、2万種類を超える豊富な体験プランの中から、簡単に検索&購入ができます。 海外現地オプショナルツアーも、日本語対応&クレジットカードで楽々決済できるのでオススメです!

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この記事を書いた人

こんにちは、おかだ しょうざぶろうです。
2008年に入社した大手IT企業で、ビジネス開発や新規事業を担当してきました。数年前には子会社に出向し、教育事業の立ち上げを責任者として担当しました。
それ以前は、IT業界専門の人材サービス企業で人材紹介サービスの新規事業立ち上げに携わり、最終的には人材紹介事業の責任者も務めました。
大学4年生、高校1年生、中学2年生の3人の父親でもあります。
「Journey from 50」では、投資・副業・起業・健康・学び・旅・食・子育てなど、50代からの挑戦をプロセスごとにリアルに発信。結果だけでなく挑戦の過程を共有し、読者の皆さんと一緒に「人生に遅すぎることはない」を体現しながら楽しむことを目指しています。
資格をとる気はありませんがファイナンシャルプランナーの学習を開始しました。

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